ネコバリ岩

秋田県南秋田郡五城目町（ごじょうめまち）、秋田県道15号（秋田八郎潟線）沿いを流れる馬場目川（ばばめがわ）にある奇岩がネコバリ岩。ネコバリ（根古波離）とは、秋田弁で頑張る、力むこと。高さ約6mの巨岩の上に、何本もの巨木が根を張り、盆栽状に森を形成する不思議な景観を生み出しています。

映画『釣りキチ三平』のロケ地

デロ杉流域と呼ばれる馬場目川（ばばめがわ）上流部にある奇岩。
馬場目地域内の有志で組織する「清流の会」メンバーの小玉孝一さんが「発見」して以降、注目されるようになったもの。
巨岩の上には、杉、ブナ、カエデが小さな生態系のように森を形成しています。
小玉孝一さんが撮影した岩の写真を見た五城目町の職員が、「がんばってる感じがする」と話したのを契機に、平成19年にネコバリ岩（根古波離は当て字）と名付けられたのです。

その後、平成21年公開の映画『釣りキチ三平』（主演・須賀健太）で、三平（須賀健太）が清流の水の中を進んでいくシーンのロケ地ともなって、観光客が訪れるパワースポットにまで成長しています。

ネコバリ岩にほど近い北ノ又集落には、映画『釣りキチ三平』で、三平の家として使われていた茅葺き屋根の民家も現存し、一般に公開されています。
また、ノスタルジックな農家レストラン「清流の森」も営業。

秋田県道15号（秋田八郎潟線）は、冬期（例年11月下旬〜4月下旬）通行止めに。

三平の家

秋田県南秋田郡五城目町（ごじょうめまち）馬場目の北ノ又集落にある、映画『釣りキチ三平』の撮影場所が、三平の家。平成21年3月に公開された映画『釣りキチ三平』は、矢口高雄原作の人気漫画を滝田洋二郎監督の手で実写化されたもの。主人公の三平の生家