かずら橋

福井県池田町の足羽川渓谷にかかる全長44m、高さ12mの吊り橋がかずら橋。平成22年4月、に架け替え工事、令和2年にツルの巻き直し工事が行なわれていますが、雰囲気は昭和初期風。踏み板のすき間が広く、かなりの高度感があり、スリル満点。「かずら橋の上で愛を誓うと永遠に幸せになれる」のが売りとなっています。

サルナシ（シラクチカズラ）でできた吊り橋

過疎に悩む池田町が「自然景観と調和する観光資源を」と考え、全国的に知られる徳島県三好市の祖谷（いや）のかずら橋に注目し、東祖谷から職人を招いて昭和64年に架橋されたもの。
10年に一度くらいの周期で架替えが行なわれ、令和2年には、和歌山県からサルナシ（シラクチカズラ）のツルを取り寄せ、2ヶ月を費やして東祖谷の3人の職人が巻き直しています。
使ったツルは8000mにも及ぶのだとか。

通行料金がかかる有料橋ですが、同日なら何度でも通行可能。
例年は12月上旬～3月下旬頃の間は、積雪のため通行止めとなっています。
橋の下を流れる足羽川渓流には、全長約5kmの池田町自然歩道が整備。
橋のたもとには「そばの郷 池田屋」があり、自慢の「おろしそば」などを味わうことができます。

周辺にはメガジップライン、アドベンチャーパーク、アドベンチャーボート（足羽川をゴムボートで下る、全長2kmのラフティング）、バーベキューハウス、コテージ・キャビン・樹上テントなどが整備される「ツリーピクニック アドベンチャー いけだ」、能面美術館、宿泊と日帰り温泉「渓流温泉 冠荘」などがあります。

また、池田町には「日本の滝100選」に選定の龍双ヶ滝もあるので、時間が許せば寄り道を。

龍双ヶ滝

福井県今立郡池田町を流れる部子川上流の稗田川に懸かる落差60mの龍双ヶ滝は、福井県では唯一「日本の滝百選」に選定されている福井県屈指の名瀑。時間帯によっては滝に虹がかかることで知られ、新緑や紅葉の季節にはプロ・アマを問わず多くの写真家が集い