阿仁異人館・伝承館

阿仁異人館・伝承館

延慶2年(1309年)の金山発見に遡るという阿仁鉱山。のちに銀山、銅山が開発され、江戸時代には佐竹藩直轄の銅山となり、享保元年(1716年)には、産銅日本一を誇るまでに発展。そんな阿仁鉱山の歴史を今に伝える資料館が、阿仁異人館・伝承館の伝承館です。阿仁異人館は明治12年築の洋館がそのままに現存し、国の重要文化財に指定。

鹿鳴館に先駆けて建てられた鉱山地帯に建つ洋館

阿仁鉱山(阿仁銅山)は、明治初期に官営鉱山となり、明治末期から大正初期にかけて銅産出の最盛期を迎え、地域の発展に貢献しています。

阿仁異人館は、明治8年に官営工場となった鉱山に、西洋の最新技術を導入するため、青木駐ドイツ大使に請われて阿仁鉱山に招かれたドイツ人鉱山技師アドルフ・メツゲル(Adolph Mezger)、お雇い坑夫頭のライヘルらの官舎として、明治12年に建てられたもの。
鹿鳴館(明治16年)やニコライ堂(明治21年)などより早い時期に東北に建てられた洋館であることにも注目を。
2棟のうち1棟のみが現存し、「旧阿仁鉱山外国人官舎」として国の重要文化財に指定されています。

ルネサンス風のゴシック建築の洋館は、ハーフティンバー様式のレンガ造りで、ベランダにアーチ窓など、意匠を凝らした造り。
当時の地方建築としては最先端をゆく洋館で、非常に貴重な存在。
現在阿仁異人館と称するこの建物もメツゲルの設計だと伝えられています。

メツゲルは阿仁鉱山で3年間働き、江戸時代からの請負制や未熟な選鉱技術、輸送方法の改善などを提案しています。

資料館である伝承館では、阿仁鉱山で使用されていた道具類、江戸時代の阿仁鉱山作業絵図(絵巻)や阿仁鉱山だけで使用されていた阿仁波銭、ドイツ人技師メツゲルの『阿仁鉱山調査報告書』などを展示しています。

阿仁異人館・伝承館
名称阿仁異人館・伝承館/あにいじんかん・でんしょうかん
所在地秋田県北秋田市阿仁銀山下新町41-23
関連HP阿仁異人館・伝承館公式ホームページ
電車・バスで秋田内陸縦貫鉄道阿仁合駅から徒歩3分
ドライブで東北自動車道十和田ICから約63km
駐車場10台/無料
問い合わせ阿仁異人館・伝承館 TEL:0186-82-3658/FAX:0186-84-8503
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