十和田湖を眺める三大展望台(瞰湖台、発荷峠、御鼻部山展望台)のうちのひとつ。休屋と宇樽部(うたるべ)の間、御倉半島(おぐらはんとう)と中山半島に囲まれた水深327mという中湖(なかのうみ)を眼前にするカルデラの絶壁の上に位置する絶景の展望台が瞰湖台(かんこだい)です。宇樽部トンネルの開通で、昔に比べて穴場的な存在に。
かつての人気展望台も今ではバス停もない穴場スポットに!
二重カルデラである十和田湖のちょうど釜のへりにあたる部分で、十和田湖で最深の中湖をいく遊覧船を眼下にします。
逆に遊覧船から見上げればと展望台が断崖にへばりつくように造られていることがよくわかります。
かつての十和田湖のポスターといえば、瞰湖台からの十和田湖を広角レンズで撮影したものがほとんどでした。
国道(旧道)沿いにあるのでアプローチも手軽ですが、宇樽部トンネルの完成で通過する人がおおくなり、かつては発荷峠と並ぶ人気の展望スポットだけに、昔を知る人には隔世の感があるはず。
青森駅(「みずうみ号」)・八戸駅(「おいらせ号」)と奥入瀬経由で十和田湖を結ぶJRバスも宇樽部バイパス通年経由に路線を変更、瞰湖台停留所(旧道)にはバス停はありません。
泊まって納得!十和田湖周辺取材班おすすめの宿は!?
十和田湖の良さは、カルデラ湖で、国立公園らしい優雅な雰囲気が残されていること。
つまりは芝生の園地が広がったり、のんびるするのに最適な地ということ。
下世話な観光地によくある猥雑(わいざつ)な看板も、客引き見当たりません。
そんな十和田湖でのんびりできるのは、やはりハードばかりでなく、宿のソフト面の充実にも目をむけたいところ。
取材班のイチオシは、「十和田プリンスホテル」と「十和田ホテル」。
ともに連泊、滞在にも最適です。
十和田プリンスホテル
全国でリゾートホテルを展開するプリンスホテル。
十和田湖の休屋から少し離れた湖畔の一等地に十和田プリンスホテルは建っています。
キャッチフレーズは「湖畔のオーベルジュ」。
季節とプランを上手に選べば2食付きで1万2000円以下も!
温泉露天風呂もあるので連泊や滞在もおすすめです。
十和田ホテル
昭和15年の東京オリンピック(幻のオリンピックです)を前に、日本を訪れる外国人観光客のための宿として、政府の要請で建てられたのが十和田ホテル。
秋田・青森・岩手の三県から宮大工80名を集めて技術を競わせ、秋田杉の巨木をふんだんに使った3階建ての建物には圧倒されます。
別館の洋室利用なら、和室よりもエコノミーに泊まることが可能。
夕食は和洋折衷料理。
温泉ではありませんが、展望露天風呂も自慢のひとつ。
ちなみに、国の登録有形文化財、近代化産業遺産に認定!
瞰湖台 | |
名称 | 瞰湖台/かんこだい |
所在地 | 青森県十和田市奥瀬十和田 |
関連HP | 十和田市公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道小坂ICから約34km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 十和田湖観光交流センターぷらっと TEL:0176-75-1531 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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