青龍寺(四国八十八ヶ所霊場第36番札所)
804(延暦23)年、遣唐使の一員として唐に渡った空海(弘法大師)は長安の青龍寺で恵果阿闍梨(けいかあじゃり)に真言密教の教えを受けます。帰国した空海は横浪半島の先端の山上(現・土佐市)に一宇を建立して不動明王を安置。そ…
804(延暦23)年、遣唐使の一員として唐に渡った空海(弘法大師)は長安の青龍寺で恵果阿闍梨(けいかあじゃり)に真言密教の教えを受けます。帰国した空海は横浪半島の先端の山上(現・土佐市)に一宇を建立して不動明王を安置。そ…
種間寺(四国八十八ヶ所霊場第34番札所)は、寺伝によれば577(敏達天皇6年)、大坂の四天王寺建立のため百済王(くだらおう)が派遣した仏師や画工達が務めを終えて朝鮮半島に帰国する途中、暴風雨にあって難破し秋山の湊へ寄港。…
仁淀川の本流にかかる6本の沈下橋のうち、最も下流に位置するのが名越屋沈下橋(なごやちんかばし)。国道194号が走るいの町勝賀瀬地区と日高村名越屋地区を結ぶ沈下橋で、高知市の中心部から最も近い沈下橋が名越屋沈下橋です。日高…
高知県民謡の『よさこい節』に歌われるはりまや橋(播磨屋橋)は、藩政時代に、高知城下で堀で隔てられていた豪商の播磨屋(はりまや)と、櫃屋(ひつや)がお互いの往来のために架けた橋。当時は木造の橋で、私橋でしたが、時代とともに…
四万十市には佐田沈下橋(今成橋)、三里沈下橋(深木沈下橋)、高瀬沈下橋、勝間沈下橋、口屋内沈下橋、岩間沈下橋、長生沈下橋、中半家沈下橋、半家沈下橋と9ヶ所の沈下橋があります。昭和48年架橋の高瀬沈下橋は、あまり有名ではあ…
早明浦ダム(さめうらだむ)は、吉野川総合開発計画に基づき、高知県長岡郡本山町と土佐郡土佐町にまたがる吉野川本流の上流部に昭和48年に完成したダム。多目的ダムとして西日本一の規模を誇り、貯水量は全国第8位。四国4県に分水さ…
最御崎寺(ほつみさきじ)は807(大同2)年に、弘法大師(空海)により開山されたと伝えられる古刹。室戸山(むろとざん)明星院(みょうじょういん)最御崎寺が正式名で、四国八十八ヶ所霊場第24番札所。土佐国で最初の札所で、第…
清流で知られる四万十川(しまんとがわ)本流の下流から2番目の沈下橋が三里沈下橋。四万十川本流最下流の沈下橋である佐田沈下橋こと今成橋の1つ上流に架かっているのが三里沈下橋(深木沈下橋)です。昭和38年の架橋で、全長145…
高知県の梶ヶ森県立自然公園、梶ヶ森(1399.8m)の7合目、標高960mという高所に位置する落差20mの滝が龍王の滝。落差はさほどではありませんが空海が若い頃に修行したという伝説の地でもあり、「日本の滝百選」、「土佐の…
四万十川水系では本流に21橋、支流に26橋が架かっていますが、昭和40年架橋の勝間沈下橋(鵜ノ江沈下橋)は、四万十川本流の四万十市鵜ノ江と勝間を結ぶ市道鵜ノ江久保川線に架かる沈下橋。昭和34年の架橋で全長171.4m、幅…
香美市香北町猪野々にある物部川支流の日比原川に懸かる巨瀑が轟の滝(とどろのたき)。落差82mを豪快に水しぶきをあげて3段になって流れ落ちる滝で、「日本の滝百選」にも選定されています。春は桜、夏は深緑、秋は紅葉の名所として…
室戸市役所近くの室津港を眼下にする高台に建つ真言宗豊山派の古刹が津照寺(しんしょうじ)。空海の開基と伝えられ、四国八十八ヶ所霊場25番札所。本尊の延命地蔵菩薩(秘仏)も、漁業と海上の安全を祈願して空海が自ら刻んだものと伝…
高知県室戸市の金剛頂寺(四国八十八ヶ所霊場第26番札所)は、空海が若い頃に修行をした地で、807(大同2)年、嵯峨天皇の勅願により空海(弘法大師)が開基したと伝わる古刹。東寺と呼ばれる最御崎寺(第24番札所)に対して西寺…
文化庁による重要文化的景観に選定の四万十川流域の風景。四万十川(しまんとがわ)には支流も含め47の沈下橋がありますが、数ある沈下橋のうちでも、テレビCMや、観光ポスター、パンフレットなどでお馴染みの橋が岩間沈下橋。現在の…
高知県安芸郡安田町の神峯寺(こうのみねじ)の寺伝によれば、神功皇后が三韓遠征の戦勝を祈願し天照大神などを祀ったが創始といい、その後、行基が十一面観音菩薩を刻んで本尊としたのが始まりという古刹。809年(大同4)、聖武天皇…
天平年間(729~749年)に聖武天皇の勅願で行基が開き、815(弘仁6)年に空海(弘法大師)が中興したと伝わる古刹が香南市の大日寺で、四国八十八ヶ所霊場28番札所。その後土佐藩の祈願寺として栄えましたが、明治の廃仏毀釈…
聖武天皇の勅願で全国に建てられた国分寺のひとつ、土佐国分寺として741(天平13)年、行基が創建という古刹で、本尊の千手観音像、脇侍の不動明王、毘沙門天ともに行基の作と伝わります。のちに空海が42歳の折に星供の秘法を修め…
善楽寺(四国八十八ヶ所霊場第30番札所)の建つ高知市一宮(いつく)地区は、かつて神辺郷といわれ、土佐一宮が建つように土佐ではもっとも古くから開けた地。善楽寺は、土佐一宮・土佐神社の別当寺として大同年間(806~810年)…