大安寺
奈良県奈良市にある南都七大寺のひとつに数えられる古刹が大安寺(だいあんじ)。聖徳太子が平群郡額田部に建立した熊凝精舎が創始で、推古天皇30年(622年)、推古天皇が田村皇子(後の舒明天皇)を派遣して聖徳太子の病気を見舞っ…
奈良県奈良市にある南都七大寺のひとつに数えられる古刹が大安寺(だいあんじ)。聖徳太子が平群郡額田部に建立した熊凝精舎が創始で、推古天皇30年(622年)、推古天皇が田村皇子(後の舒明天皇)を派遣して聖徳太子の病気を見舞っ…
千葉県印旛郡栄町にある天台宗の古刹、龍角寺(りゅうかくじ)。発掘調査から7世紀の古代寺院、法起寺式伽藍配置の礎石が発見され、関東屈指の歴史を誇っています。寺の南側に、最後の前方後円墳といわれる浅間山古墳、畿内の大王陵を凌…
神奈川県鎌倉市、材木座海岸近くに建つ、浄土宗の大本山で正式名は天照山蓮華院光明寺。寺伝によれば仁治元年(1240年)、鎌倉幕府4代執権・北条経時(ほうじょうつねとき)が佐助ヶ谷(さすけがやつ)に建立した蓮華寺が前身。寛元…
神奈川県鎌倉市浄明寺、神奈川県道204号(金沢鎌倉線)、かつての金沢街道近くに建つ臨済宗建長寺派の古刹が報国寺(ほうこくじ)。本堂の奥(開山堂であった休耕庵跡)には1000本を超す見事なモウソウダケの竹林と庭があることか…
諏訪湖周辺にある4つの諏訪大社のなかで、もっともにぎわいをみせるのが、諏訪大社下社秋宮(しもしゃあきみや)。中山道(なかせんどう)と甲州街道の合流点、下諏訪宿(現・長野県下諏訪町)に建ち、江戸時代にも街道を歩く旅人や大名…
埼玉県秩父市にある曹洞宗の寺、常楽寺。秩父三十四所観音霊場・札所11番で、西武鉄道西武秩父駅、秩父鉄道秩父駅・御花畑駅から徒歩圏内にある札所。本尊は、十一面観世音で、明治初年までは天台宗の寺で、第18代天台座主で比叡中興…
神奈川県伊勢原市、雨乞い信仰も残る丹沢の名峰・大山(標高1252m)の中腹(標高700m)に建つのが阿夫利神社下社(おおやまあふりじんじゃしもしゃ)。阿夫利の名は雨降りに由来するともいわれています。江戸時代には大山権現へ…
埼玉県所沢市にある真言宗豊山派の寺が多聞院(たもんいん)。元禄9年(1696年)、川越藩主・柳沢吉保(やなぎさわよしやす)が三富新田(上富・中富・下富)を開いた際、中富に毘沙門社(多聞院)を開いたのが始まり。明治初年の神…
埼玉県坂戸市にある台湾の道教の道観(道教の寺院)が五千頭の龍が昇る聖天宮。台湾出身の康國典(こうこくてん)大法師が平成7年に開いたもので、道教の最高神・三清道祖(元始天尊、道徳天尊、霊寶天尊)と道教の神々が祀られていま…
埼玉県児玉郡神川町にある古社が、金鑚神社(かなさなじんじゃ)。金鑚とは金砂(かなすな)、つまりは砂鉄のことで、古代に先進技術を有した集団(帰化人など)が創建したと推測できます。鎮座する地の字名が二ノ宮なのは氷川神社を武蔵…
埼玉県加須市にある古社が玉敷神社(たましきじんじゃ)。平安時代編纂の延喜式神明帳に「武蔵国埼玉郡 玉敷神社」と記載されています。社伝によれば大宝3年(703年)、東山道鎮撫使・多次比真人三宅磨(たじひのまひとみやけまろ)…
埼玉県越谷市にある古社が久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)。越谷の総鎮守で、正式名は単に久伊豆神社ですが、越谷市内だけで久伊豆神社は7社、さいたま市岩槻区、鴻巣市、蓮田市、行田市、久喜市、加須市など周辺には多数の久伊豆神社が…
神奈川県横浜市西区にある古社が浅間神社(せんげんじんじゃ)。承暦4年(1080年)に富士浅間神社の分霊を勧請したと伝えられますが、文治元年(1186年)に源頼朝創建とも伝えられています(『神奈川県神社誌』)。社殿が建つの…
神奈川県葉山町の森戸海岸に建つのが森戸神社(森戸大明神)。治承4年(1180年)、源頼朝が尊崇する三嶋社 (現・三嶋大社)から三嶋大明神の分霊を勧請して創建したと伝わる古社です。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』にも幕…
神奈川県横須賀市走水にある古社が走水神社(はしりみずじんじゃ)。観音崎の付け根に位置する走水は、その名の通り海岸に貴重な水の湧く場所。さらに対岸の富津岬と結ぶ、海上交通の要衝(狭義の東京湾は観音崎と富津岬を結ぶ線)で、日…
愛知県豊田市水源町の矢作川(やはぎがわ)沿いに広がる公園が水源公園。園内には水源神社もありますが、水源とは明治14年に完成した明治用水のことで、その取水口があることが名の由来です。水源神社は、明治用水開削に関わり、「用水…
家康没後3年目の元和5年(1619年)、尾張藩の初代藩主・徳川義直(徳川家康の九男)は日光山輪王寺(神仏混淆時代で境内に東照宮が祀られていた)に準じた様式で、名古屋城三の丸・亀尾天王社(現在の那古野神社)の隣地に天海を開…
愛知県知多郡美浜町にある古社で、少名彦命がこの地に湧く水を飲んで病気が快癒したという伝承があるのが恋の水神社。允恭天皇(いんぎょうてんのう)の御代(5世紀)に大和国大神神社のお告げで藤原仲興に延命の神水探索を命じたとも、…