日光二荒山神社
延暦9年(790年)、日光開山の勝道上人(しょうどうしょうにん)が男体山(なんたいざん)に登拝し、本宮(現・本宮神社)を建立したのが始まりという古社、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)。日光東照社(現・日光東照…
延暦9年(790年)、日光開山の勝道上人(しょうどうしょうにん)が男体山(なんたいざん)に登拝し、本宮(現・本宮神社)を建立したのが始まりという古社、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)。日光東照社(現・日光東照…
日光火山の清冽な伏流水が湧き出す日光山内ですが、名前がついた有名な水は限られています。日光二荒山神社の神苑(有料エリア)にある二荒霊泉は、本殿背後にある恒霊山(こうれいざん)から湧き出す「薬師の霊泉」と、別宮・滝尾神社に…
日光二荒山神社の神苑(有料エリア)にある唐銅製の灯籠が、化け灯籠。鎌倉時代の承応5年(1292年)、鹿沼勝綱の寄進と伝えられます。江戸時代に、日光山を夜間警護した奉行所の侍が灯籠に灯された明かりを亡霊の炎と勘違いし、日本…
日光二荒山神社の神苑(有料エリア)内にあるのが神輿舎(しんよしゃ)。文字通り例祭『弥生祭』に使われる神様が乗る神輿(みこし)を奉安する建物で、神輿3基が収蔵されています。二荒山神社の神輿舎は日光山においては貴重な江戸時代…
日光二荒山神社の祭神3柱、大己貴命(おおなむじのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)を祀る神殿が本殿。2代将軍・徳川秀忠の発願で、元和5年(1619年)の創建。正保2年(1…
日光二社一寺のひとつ、二荒山神社。拝殿は、元和5年(1619年)に創建され、徳川家光による寛永の大造替後の正保2年(1645年)、本殿の移転に伴い再建されたもので国の重要文化財に指定、世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産…
日光二荒山神社神苑(有料エリア)内にある社殿のひとつが大国殿。桁行3間、奥行3間、つまりは6m四方の宝形造、杮葺き(こけらぶき)で、国の重要文化財、そして世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産になっています。祭神は大己貴命…
日光二荒山神社の神苑(有料エリア)にある末社のひとつが朋友神社(みともじんじゃ)。学問・知恵の神様である少名彦名命(すくなひこなのみこと)が祭神の社で、現在の建物は江戸中期の建造で、国の重要文化財に指定、世界文化遺産「日…
日光二荒山神社神苑内(有料エリア)にある末社のひとつが日枝神社(ひえじんじゃ)。桁行1間、梁間1間、つまりは2m四方という小さな社殿ですが国の重要文化財に指定され、日光山と天台宗との結びつきを示す貴重な歴史遺産でもあり、…
天平神護2年(766年)、勝道上人による四本龍寺創建(日光開山)がルーツという神仏習合の日光山の歴史を今に伝える天台宗の古刹が日光山輪王寺。日光山内で最も歴史が古く、明治4年の神仏分離令以降は東照宮、二荒山神社とあわせて…
日光東照宮の参詣ルート途中、陽明門下の西側に位置するのが日光山輪王寺の薬師堂。日光東照宮の境内図には本地堂としるされているのは、経蔵とともに明治4年の神仏分離以降もその帰属が日光山輪王寺と日光東照宮の間で確定していないた…
8世紀末に、日光を開山した勝道上人の創建による四本龍寺を起源とし、日光山の中心寺院として発展した日光山輪王寺。その本堂にあたるのが三仏堂。寺伝では嘉祥元年(848年)創建という日光山の信仰の中心的な堂で、現存する建物は正…
日光山輪王寺の護摩が焚かれる大護摩堂の並びに建っているのが護法天堂。毘沙門天、弁財天、大黒天を祀る堂として建立されましたが、祀られていた3神は、七福神として大護摩堂に祀られています。創建年は定かではありませんが(江戸時代…
日光二社一寺のひとつ、日光山輪王寺の中心となる三仏堂の北側に建つのが大護摩堂。文字通り、護摩が焚かれるお堂で、通常は1日3回(7:30 、11:00、 14:00)の護摩祈願(護摩3座)が行なわれています。祈願を希望する…
神仏習合の日光山の歴史からすれば、日光二社一寺の筆頭ともいえるのが日光山輪王寺。3代将軍・徳川家光の霊廟として、家光没後の慶安4年、遺命により造営されたのが大猷院(たいゆういん)です。ちなみに、「大猷院」は徳川家光が死後…
3代将軍・徳川家光の霊廟である日光山輪王寺大猷院(にっこうさんりんのうじたいゆういん)。その奥院となるのが最奥にある徳川家光の廟所(墓所)ですが、その入口に建つのが皇嘉門(こうかもん)。切妻造、銅瓦葺きの楼門で、中国・明…
徳川家光の霊廟である日光山輪王寺大猷院(にっこうさんりんのうじたいゆういん)。大猷院は徳川家光の諡号(しごう=おくり名)ですが、歴代の将軍が参詣し、着座したのが大猷院廟の拝殿。大猷院廟は、その奥に相の間、本殿と続く造りと…
日光山輪王寺大猷院の拝殿・相の間・本殿の入口に建つのが唐門。東照宮の拝殿・石の間・本殿前の唐門と同様で、左右に拝殿・相の間・本殿を囲む瑞垣が延びています。承応2年(1653年)築で国の重要文化財、世界遺産「日光の社寺」の…