『座頭市』は実在し、ルーツもある!
「するってえとなにかい、あっしをお切りなさるっていうのかい?」コレ、座頭市が憎き相手を返り討ちにする直前の決めぜりふ。映画の『座頭市』は勝新太郎のはまり役。 『座頭市』といえば勝新、勝新といえば『座頭市』です。その座頭市…
「するってえとなにかい、あっしをお切りなさるっていうのかい?」コレ、座頭市が憎き相手を返り討ちにする直前の決めぜりふ。映画の『座頭市』は勝新太郎のはまり役。 『座頭市』といえば勝新、勝新といえば『座頭市』です。その座頭市…
森さんのなかでもっとも有名人は誰だろう? 「森鷗外でしょ」と答える人が多いだろうが、「森蘭丸が一番有名だよ」と考える年配の人もいるだろう。 国民栄誉賞の森光子は、本名・村上美津なので対象外。歌手の森進一も本名は森内一寛。…
日本人の発明による扇子の家紋は、佐竹氏が用いたのが始まりだが、以後様々に発展して160種もの紋になっている。 開き扇、たたみ扇、骨扇、中には破れ扇などというものもあるし、扇の材質で分ければ紙扇に桧扇。このうちの薄いヒノ…
江戸時代の儒学者・林羅山(トップの画像)は、京・四条新町の出身。 女流作家の林芙美子は北九州。 同じく作家の林真理子は山梨県山梨市。 俳優の林隆三は、東京都新宿区四谷、元歌舞伎役者で俳優の林与一は、大阪府出身。 林さんに…
アウトドア愛好者として知られる元「あのねのね」の清水国明は、福井県大野郡和泉村(現大野市)出身。 モノマネが得意なタレントの清水ミチコは、岐阜県高山市出身。 お笑いの清水圭は、京都府宇治市。 ものまねタレントの清水アキラ…
木村さんと聞いて真っ先に思い浮かべる有名人といえば、SMAPの木村拓哉だが、東京出身。 女優の木村佳乃も東京、銀座の木村屋總本店の創始者・木村安兵衛は婿養子で、奥方の出身は常陸国川原代村(茨城県龍ケ崎市)。 すしざんまい…
松本さんのルーツは、信州・松本で決まり。 こういいたいところで、まずは有名人の出身地をチェック。 お笑いコンビ・ダウンタウンの「松ちゃん」こと松本人志は、兵庫県尼崎市出身。作家の松本清張は福岡県企救郡板櫃村(現在の北九州…
井上さんの苗字は「いのうえ」と井と上の間にわざわざ「の」を付けて呼ぶのだろう? 井川さんも井原さん、そして井村さんも「の」が入らないのに奇妙な感じがしないでもない。 かつて、井戸というものは重要な生活拠点だった。これを管…
全国47都道府県と同じ名前を持つ苗字はどのくらいあるのだろうか。 石川さん、宮崎さん、千葉さんなどという姓にもお目にかかるが、なんといっても山口さんが一番多いに違いない。 一方、北海道さん、京都さん、愛媛さん、沖縄さんと…
日米で抑え投手として活躍した大魔神こと佐々木主浩は宮城県仙台市の出身。 ファッションモデルの佐々木希は秋田県秋田市。 宮本武蔵のライバル・佐々木小次郎は『二天記』では越前国宇坂庄浄教寺村(現在の福井県福井市浄教寺町)とさ…
山の田んぼで山田。 山田姓は日本を代表する地形姓の一つだ。 中世以降、全国各地に約2000あるといわれる山田地名から姓がぞくぞくと発生したので、山田姓のルーツもそれに応じて多い。 有名な山田さんといえば作曲家の山田耕筰、…
吉田さんという名で思い浮かべるのは誰だろう? 大河ドラマ『花燃ゆ』で注目された吉田松陰。 「和製チャーチル」といわれた吉田茂は高知県宿毛出身。 俳優の吉田栄作は神奈川県秦野市の出身。 DREAMS COME TRUE(ド…
加藤さんの有名人と聞いて、熊本県の人なら誰もがあげるのが加藤清正。熊本城を築城し、初代熊本藩主となった加藤清正は、地元では「清正公」と呼ばれている(上の肖像画は清正)。 歴女なんかが注目するのが、秀吉の直臣で、賤ヶ岳の七…
平安時代第一級の英雄で、「最初の武士」ともいわれるのが、鎮守府将軍・藤原利仁(ふじわらのとしひと)だ。藤原利仁は下野国高蔵山で群盗数千を鎮圧(『鞍馬蓋寺縁起』)。そのほか数々の伝説を持つ人物で、『今昔物語集』巻26にも同…
弥生時代に稲作が日本に伝来。 その後、稲作が発展して、田んぼが増えれば各地に村が増え、その中心となる集落が中村。 そして、新しく出来た村の方角によって、東村、西村、市村、北村、上村、下村といった地名ができあがり、それに連…
山本姓は、山の多い日本の地形から全国的に多い姓だが、日本で一番多い苗字は佐藤で、2番目が鈴木というと、関西の人は、ホンマかいなと思う人も多いだろう。 関西で一二を争うのは山本姓と田中姓なのである。 滋賀、京都、大阪、兵庫…
横山という苗字はみんなすべて横山と書く。 何を当たり前のことをとお思いになるかも知れないが、実は、佐藤は「左藤」と書いたり、田中は「田仲」と書いたり、鈴木は「鈴樹」と書く苗字もあるのだけれど、「よこやま」と発音する苗字は…
日本の苗字の8割以上は地名から来ている。 では、なぜ大林姓より小林姓が多いのだろうか? 大川さんよりも小川さんが多いし、大山さんより小山さんが多い。きっと日本人は、大より小を選ぶ奥ゆかしい民族なのだろう。