長岡百穴
栃木県宇都宮市長岡町にある軟質の長岡石(長岡層)の岩肌を利用した横穴墓群が長岡百穴(ながおかひゃくあな)。長岡百穴古墳といわれるように7世紀前期頃に造成された古代の墓。長岡石(軽石凝灰岩)の岩肌を利用して、縦横各1m、奥…
栃木県宇都宮市長岡町にある軟質の長岡石(長岡層)の岩肌を利用した横穴墓群が長岡百穴(ながおかひゃくあな)。長岡百穴古墳といわれるように7世紀前期頃に造成された古代の墓。長岡石(軽石凝灰岩)の岩肌を利用して、縦横各1m、奥…
栃木県宇都宮市の特産である大谷石は、2000万年に海底火山の爆発によってできた凝灰岩の一種。旧帝国ホテルの建材として使われたことでも有名です。大正8年から採石を始めたカネイリヤマ採石場の跡地の巨大な地下空間を活かした博物…
越前岬近く、越前町梨子ヶ平にある礫岩でできた天然のトンネルが呼鳥門(こちょうもん)。日本海の荒波と強い風により長い歳月をかけ浸食されてできた海食洞で、かつてはこの洞門を国道305号が通っていました。岩自体は1650万年前…
岡山県道300号(宇治下原線)は、高梁市内を走る全長10kmほどの短い県道ですが、成羽川の支流の島木川沿いに走り、途中には羽山渓という景勝地が。その羽山渓にあるのが岡山県下の国道、県道に唯一残される素掘りの隧道(トンネル…
岡山県倉敷市と玉野市の境にある太平洋に臨む王子が岳、新割山一帯は、花崗岩の巨石が山頂部に累々と連なる奇観で知られる地。瀬戸内海に落ちる断崖にへばりつくように巨石があり、巨石ファンならずとも心躍る光景です。なかでも人気なの…
クルス(cruz)はポルトガル語で十字、十字架の意味(ラテン語:crux)。宮崎県日向市の日向岬の海岸で、柱状節理の発達した岩礁が浸食で節理に沿って東西200m、南北220mに裂けており、上から見ると十字に見えるのでクル…
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野市の海岸にある奇岩が獅子巖(獅子岩)。海岸から熊野灘に向かって咆える獅子のように見える、高さ25m、周囲210mの奇岩で、古来から海岸沿いに熊野権現を目指した熊野詣…
沖縄県糸満市糸満の沖縄県道256号豊見城糸満線にある交差点が糸満ロータリー。かつてはロータリー交差点だったため、糸満ロータリーと通称されていますが平成27年10月からラウンドアバウト(環状交差点)に変更されています。円形…
北九州市八幡東区尾倉の市立八幡病院横にある小倉交差点は、ユニークなラウンドアバウト(環状交差点)。北九州市道桃園尾倉1号線と市道西本町帆柱2号線の交わる交差点で、平成29年3月1日に福岡県下では初のラウンドアバウト(環状…
北九州港(北九州市若松区響町)にある一風変わった歴史を有する防波堤。太平洋戦争終結後、帝国海軍の艦船は戦時賠償として連合国に引き渡されたり、解体されたりしましたが、一部は船体そのものを防波堤の一部として再生しています。そ…
下関市の本土と彦島を隔てる小門海峡(おどかいきょう=関門海峡小瀬戸/長さ50m、幅8m)にある世界最小のパナマ運河式水門が下関漁港閘門。初代の閘門(こうもん)は昭和13年の完成で、現在の閘門は昭和61年完成の3代目。車の…
大阪港に臨む、天保山公園にある小さなピークが天保山。江戸時代に河川の浚渫の残土で築かれた人工の山ですが、国土地理院発行の地形図にも「天保山」の山名が記されるため、標高4.53mで三角点のある場所として「日本で一番に低い山…
滋賀県湖南市の大沙川(おおすながわ)は、典型的な天井川(砂礫の堆積が原因で河床が周辺よりも高くなった川)。大沙川の下をトンネル(隧道)で通り抜ける大沙川隧道は、明治17年3月竣工という石造の隧道。建設当初の位置で現存する…
滋賀県湖南市にある明治19年3月に竣工した石造道路トンネルが由良谷川隧道。すぐ東側の大沙川隧道(明治17年3月竣工)が滋賀県下初の石造道路トンネルですが、2つの連続する石造隧道が旧東海道に現存しています。しかも注目は、「…
河口湖の水害対策と新倉村(あらくらむら=現・富士吉田市新倉)の水利のために延宝3年(1675年)から壮大な歳月と11万人の動員によって完成した用水路が新倉掘抜。完全に完成して通水したのは、元治2年(1865年)のこと。富…
養老川の支流、蕪来川を川廻し(河川曲流短絡工事)して造った隧道。川廻しとは、江戸時代以降、新田開発を念頭において行なわれた河川の直線化。幕末に蕪来川を隧道(トンネル)を掘削して川の水を直線化したのが弘文洞。残念ながら隧道…
養老渓谷走り抜ける千葉県道81号(市原天津小湊線)。養老渓谷温泉郷から文字通り、隠れ家のような温泉旅館「隠れ湯の宿 川の家」に至る途中にあるトンネルが向山トンネル(むかいやまとんねる)。実はこのトンネル世にも不思議な「2…
能登半島の最先端、禄剛崎(ろっこうさき)にある「日本列島まんなかの碑」。石川県珠洲市に位置する禄剛崎は、国土地理院が認定した「日本の重心」。正しい位置ははるか沖の日本海上(実際には富山県沖)になりますが、もっとも近い陸地…