五條市新町通り(五條市五條新町伝統的建造物群保存地区)
奈良県五條市の五條市新町通りは、紀州街道に面した往時の家並みが残され、五條市五條新町伝統的建造物群保存地区に指定されています。吉野川下流沿いに開けた大和盆地の西南にあたる五條は、古くから大坂(大阪)と紀伊を結ぶ交通の要衝…
奈良県五條市の五條市新町通りは、紀州街道に面した往時の家並みが残され、五條市五條新町伝統的建造物群保存地区に指定されています。吉野川下流沿いに開けた大和盆地の西南にあたる五條は、古くから大坂(大阪)と紀伊を結ぶ交通の要衝…
奈良県橿原市(かしはらし)にある今井町は、室町時代末期の天文年間の頃(1532年~1555年)、今井兵部卿豊寿(いまいひょうぶきょうとよひさ)が一向宗道場を設け、それを拠点にして一向宗徒が集まり、寺内町が形成されたのが始…
和歌山県日高郡美浜町、日高川の河口から日ノ岬(日ノ御埼)に向かって約6kmにわたる白砂の海岸が煙樹海岸(煙樹ヶ浜)で、煙樹海岸県立自然公園に指定されています。全長4.6km、幅500mの近畿地方最大規模という雄大な松林は…
和歌山県田辺市中辺路町野中、野中坂巻山の中腹に湧く清水が野中の清水。熊野古道・中辺路(なかへち)沿い、「野中の一方杉」のある継桜王子社の真下に位置し、古来から熊野詣に訪れる人々の喉を潤し、『古今和歌集』にも歌が記載されて…
玄海灘に突き出した半島の町、佐賀県唐津市肥前町にある農林水産省の「日本の棚田百選」選定の棚田が大浦の棚田。大浦岡、大浦浜、満越の3集落にわたり、30ha、1000枚ほどの棚田です。中世(鎌倉時代)から近世(江戸時代)にか…
長崎県南島原市南有馬町谷水地区にある「日本の棚田百選」にも選ばれている美しい棚田が谷水の棚田(たにみずのたなだ)。平地が少なく狭い耕地を有効に利用するために、斜面に石垣を築き、溜池の水を使って水田耕作が行なわれています。…
岐阜県中津川市にあった中世から近世の山城が苗木城(なえぎじょう)。天文元年(1532年)、美濃国岩村城主・遠山景前(とおやまかげさき)の弟、遠山直廉(とおやまなおかど)が木曽川に臨む標高433mの高森山(通称:城山)に築…
鳥取県米子市淀江町の湧水が天の真名井(あめのまない)。1日2500トンという豊富な水量を誇り、生活用水、農業用水、ニジマス養殖などに利用され、環境省の「名水百選」に選定されています。茅葺き(かやぶき)の水車小屋、東屋、遊…
岡山県倉敷市下津井、現存する廻船問屋を往時に近いかたちで復元し、下津井を訪れる人のビジターセンターにしたのが「むかし下津井回船問屋」。建物は、江戸時代に金融業と倉庫業を営んでいた荻野家の分家の西荻野家の住宅で、明治初期に…
岡山市西部・備中高松にある城跡公園が備中高松城址公園。高松城は毛利氏の名将・清水宗治(しみずむねはる)の居城で、山陰と山陽を連絡する松山往来の要衝に築かれていました。讃岐高松城と区別して備中高松城と通称され、羽柴秀吉の水…
鳥取県と岡山県境に位置する蒜山三座(ひるぜんさんざ/上蒜山・中蒜山・下蒜山)のうち、中蒜山(1123.4m)の南麓、標高520mに湧き出した清冽な湧水が塩釜の冷泉(岡山県真庭市)。旭川の源流にあたり、湧水量も毎秒300リ…
1000年以上の歴史をもつ吹屋銅山とベンガラ(紅殻、弁柄)の産地、岡山県高梁市吹屋地区。幕末から明治にかけての町並みは、石州瓦に塗込造り、ベンガラ格子の商家群が、500mにわたって続き、国の伝統的建造物群保存地区(高梁市…
岡山県鏡野町にある氷ノ山後山那岐山国定公園、中津河川(吉井川水系)の上流に落ちる岩井滝。岩井滝の下流100mほどのところには、環境省の「名水百選」に選定される名水岩井があり、角礫岩の間から湧水が湧き出しています。1年を通…
「日本の滝百選」にも選ばれている兵庫県宍粟市(しそうし)にある滝が、原不動滝。揖保川の支流に懸かり、ブナやモミの原生林に囲まれた岩棚を清流が3段になって落下。落差は88mで、滝見用の吊り橋「奥かえで橋」から眺望できます。…
兵庫県養父市、大屋川の支流にある落差98m、兵庫県下随一の名瀑が天滝(てんだき)で、「日本の滝百選」に選定。レストハウス天滝前の駐車場から滝までの1.2kmには遊歩道が整備されており、久遠の滝、夫婦滝、鼓ヶ滝など天滝渓谷…
兵庫県香美町村岡地区にある6.9ha、126枚の棚田で、日本の棚田百選に選定されているのが西ヶ岡の棚田。2.8分の1という急勾配で、湾曲を描く棚田は、カメラマンに人気の被写体となっています。平安時代~室町時代に築かれたと…
兵庫県佐用町にある23ha988枚という広大な棚田で、農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されるのが乙大木谷の棚田(おつおおきだにのたなだ)。毎年2月~3月に棚田オーナーを募集し、8月末〜9月上旬に実りの秋を迎えます。平…
兵庫県香美町小代区にある3.1ha39枚という小さな棚田ながら、農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されるのが、うへ山の棚田。貫田地区にあるため、「貫田の棚田」とも呼ばれています。地すべり地をうまく活用した棚田であるため…