高梁市吹屋伝統的建造物群保存地区(吹屋ふるさと村)

高梁市吹屋伝統的建造物群保存地区(吹屋ふるさと村)

1000年以上の歴史をもつ吹屋銅山とベンガラ(紅殻、弁柄)の産地、岡山県高梁市吹屋地区。幕末から明治にかけての町並みは、石州瓦に塗込造り、ベンガラ格子の商家群が、500mにわたって続き、国の伝統的建造物群保存地区(高梁市吹屋伝統的建造物群保存地区)にも選定され、岡山県のふるさと村(吹屋ふるさと村)にも認定。

鉱山とベンガラで繁栄した町並みが続く

江戸時代から明治にかけて、吹屋銅山の繁栄を背景に、西日本一の銅山町であったことに加えて、江戸末期からはベンガラ(紅殻、弁柄)という特産品の生産が重なり、吹屋は商業地として大いに栄えました。
吹屋銅山は明治時代に三菱の岩崎弥太郎によって近代的経営が行なわれ、日本三大銅山として発展。
加えてベンガラは、江戸時代に赤色顔料として開発された特産品で、幕府直轄の鉱山町だった吹屋に繁栄をもたらしました(ベンガラによる繁栄は昭和40年頃まで)。

吹屋の町並みは、ベンガラ問屋や小売商などが軒を連ねたもので、下谷、下町、中町、千枚の4地区(6.4ha)が伝統的建造物群保存地区に指定されています。
現存する家並みは、吹屋の旦那衆が石州(現在の島根県)から宮大工を招いて建てさせたもの。
石州瓦で葺かれているのはそのためで、外壁は白壁、海鼠壁(なまこかべ)、焼板などさまざま。
格子はベンガラ塗りとするなど、意匠の優れた町家が多く、全体として朱色のイメージになっています。
町家や道路に修景事業が行なわれているため、絵になる素敵な景観が生まれ、被写体としても人気です。

吹屋地区には、江戸時代後期築の商家「旧片山家住宅」(国の重要文化財)、明治12年築の商家を再生した「吹屋ふるさと村郷土館」、明治中期頃の建築でかつての吹屋町役場「吹屋資料館 」、明治32年)竣工(東校舎・西校舎、木造平屋建)と明治42年竣工(本館、木造2階建)の旧高梁市立吹屋小学校(日本最古の木造校舎)などがあります。

映画『八つ墓村』のロケにも使われた江戸末期の大庄屋・広兼邸(中野地区)、明治時代のベンガラ工場を再現した「ベンガラ館」(中野地区)、豪勢な西江邸(坂本地区)、大正時代に閉山となった銅山の坑道を整備した吉岡銅山笹畝坑道(よしおかどうざんささうねこうどう/中野地区)など、周辺には見どころも多数あるのでゆとりをもったスケジュールで見学を。

名称 高梁市吹屋伝統的建造物群保存地区(吹屋ふるさと村)/たかはししふきやでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく(ふきやふるさとむら)
所在地 岡山県高梁市成羽町吹屋
関連HP 高梁市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR備中高梁駅から備北バス吹屋方面行きで1時間、吹屋下車
ドライブで 岡山自動車道賀陽ICから約33km
駐車場 85台/無料
問い合わせ 成羽町観光協会吹屋支部 TEL:0866-29-2222
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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