若杉天然林

鳥取県、兵庫県と接する岡山県西粟倉村（にしあわくらそん）の最北端、標高930m～1190mに位置するブナなどの原生林が若杉天然林。面積約83haで、氷ノ山後山那岐山国定公園の特別保護区で、ブナやミズナラ、カエデなど巨木、199種の植物が生育する自然の宝庫。3kmと5kmの自然研究路が整備され、散策にも絶好です。

ブナ、ミズナラの巨木を探勝

駐車場から若杉橋を渡って自然研究路が始まります。
第一分岐点、第二分岐点、第三分岐点と小さく周回するのが3km、所要1時間30分のコース。
第三分岐点と第一分岐点の間にブナ、ミズナラの巨木エリアがあります。

5kmの自然研究路（所要2時間30分）は、分岐を無視して、吉野川の源流点（源流の碑）、若杉峠を経て展望台から尾根道を行くコースで、中国山地の眺望は抜群（展望台往復の場合は3km、所要1時間30分）。
またここは吉井川水系吉野川の源流部にあたるため、イワナや サンショウウオなども棲む清流を見ることができます。
散策途中では、木立に湧く清水で喉を潤すことができます。

若杉峠への道は、中国自然歩道「中国山地横断ルート」の一部で、「若杉原生林の森林浴を楽しむみち」で、よく踏まれています。

「森林浴の森日本100選」 にも選定（岡山県ではもう1ヶ所、岡山県立森林公園も選ばれています）。
紅葉の見頃は例年、10月下旬〜11月上旬。