玄宮園
彦根城の北東の位置する大名庭園が玄宮園(げんきゅうえん)。彦根藩第4代藩主・井伊直興(いいなおおき)が廷宝7年(1679年)に完成させた、彦根城二の丸御殿に付随する二の丸庭園。唐の玄宗皇帝(8世紀)の離宮を模して造られて…
彦根城の北東の位置する大名庭園が玄宮園(げんきゅうえん)。彦根藩第4代藩主・井伊直興(いいなおおき)が廷宝7年(1679年)に完成させた、彦根城二の丸御殿に付随する二の丸庭園。唐の玄宗皇帝(8世紀)の離宮を模して造られて…
琵琶湖のほとり、近江八幡にある古刹、姨綺耶山長命寺(いきやさんちょうめいじ)は、西国三十三所第31番札所。長命寺山(標高383m)の山上(標高250m内外)にあり、山麓から808段の石段を上った先に、本堂、釈迦堂、薬師堂…
秋葉総本殿可睡斎、法多山尊永寺とともに遠州三山(えんしゅうさんざん)のひとつで目の霊山として有名なのが袋井市にある油山寺(ゆさんじ)。正式名は醫王山薬王院油山寺(いおうざんやくおういんゆさんじ)。寺伝によれば大宝元年(7…
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、吉野山から大峯山を経て熊野本宮大社に至る80kmの「大峯奥駈道」(おおみねおくがけみち)の中心的存在が大峯山寺(おおみねさんじ)。山上ヶ岳(1719.2m)の山頂近くに建っていま…
長野県駒ヶ根市の駒ヶ根高原にある天台宗の別格本山の寺、光前寺(こうぜんじ)。天台宗信濃五山(戸隠山の顕光寺・善光寺・更科八幡神宮寺・津金寺・光前寺)のひとつに数えられた名刹で、霊犬早太郎の説話と、国の名勝に指定される庭園…
寺伝によれば、大宝元年(701年)、文武天皇(もんむてんのう)の勅願で建立されたいう和歌山県日高川町の古刹が道成寺(どうじょうじ)。能、歌舞伎、浄瑠璃で有名な『安珍・清姫伝説』(あんちんきよひめでんせつ)で知られる天台宗…
城崎温泉(きのさきおんせん)開湯にまつわる歴史を秘める古刹。寺伝によれば天平10年(738年)、城崎温泉の開祖・道智上人の開基です。温泉街の西にそびえる大師山(標高231m)にあり、山麓に薬師堂、山腹に本堂、山上に奥の院…
岡山県立歴史公園、吉備路風土記の丘に含まれる古墳群のひとつで、国の史跡に指定されるのが岡山市北区にある造山古墳(つくりやまこふん)。古墳時代中期、5世紀初めの建造と推定される前方後円墳で、全長350m、高さ24m。日本で…
新潟県十日町市、魚沼丘陵南端部に位置し、上信越高原国立公園に含まれる大渓谷が清津峡(きよつきょう)。清津川沿いの清津峡温泉から八木沢まで、約13kmにわたって深く切れ込んだ峡谷が続きます。閃緑ひん岩(せんりょくひんがん)…
「雲洞庵の土踏んだか、関興寺(かんこうじ)の味噌なめたか」という2つの禅寺の福徳で有名な、南魚沼市の臨済宗円覚寺派の寺が関興寺。応永17年(1410年)、覚翁祖伝(かくおうそでん)が、普覚円光(ふかくえんこう)禅師を招い…
新潟県南魚沼市、金城山の麓にある曹洞宗の名刹が雲洞庵(うんとうあん)。もとは養老元年(717年)に藤原北家により開かれた律宗の尼寺が起源と伝わる古刹です。その後衰退したが、永享元年(1429年)、関東管領・上杉憲実(うえ…
木曽御嶽信仰(きそおんたけしんこう)の霊山で、越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山の一座である八海山(はっかいさん)の山麓に鎮座する神社が八海神社(山口八海神社)。八海山への登拝口のひとつ南魚沼市山口の城内口に建ち、明治以…
奈良県高市郡明日香村にある飛鳥寺(あすかでら)は、日本最古の寺。朝鮮半島にあった古代の国家、百済(くだら)から工人(技術者)が呼ばれ、崇峻元年(588年)に建築を開始し、推古4年(596年)に完成したと伝えられる本格的な…
推古天皇元年(593年)創建と伝わる大阪市天王寺区にある古刹が四天王寺(してんのうじ)。『日本書紀』によれば、仏教を支持する蘇我馬子(そがのうまこ)と日本古来の宗教を支持する物部守屋(もののべのもりや)との戦いで、仏教を…
宇陀市にある室生山の山麓から中腹にかけてが境内となった山岳寺院が室生寺(むろうじ)。同じ真言宗で女人禁制だった高野山金剛峯寺に対し、室生寺は女人の参詣を許可したため、「女人高野」と呼ばれています。国鉄の『ディスカバージャ…
「女人高野」として有名な奈良県宇陀市の室生寺(むろうじ)。安置される美しい仏像でも知られますが、弥勒菩薩立像(重文)を安置するのが金堂前庭に建つ弥勒堂(みろくどう)です。入母屋造り(いりもやづくり)、杮葺き(こけらぶき)…
「女人高野」として知られる室生寺(むろうじ)ですが、カメラマンなどに被写体として人気が高いのが五重塔。本堂横の高い石段を上った先に建つ五重塔は、平安時代初期の延暦19年(800年)頃の築で、国宝。法隆寺五重塔に次ぐ古塔で…
室生山の山麓から中腹が境内という「女人高野」、真言宗室生寺派大本山・室生寺(むろうじ)。寄棟造り(よせむねづくり)、杮葺き(こけらぶき)の金堂は平安時代の建築で国宝。斜面を利用した懸造(かけづくり)で、正堂部分は平安時代…