万葉植物園

万葉植物園

千葉県市川市、JR武蔵野線市川大野駅近くの武蔵野線沿いにある緑地が、万葉植物園。大野緑地内に和風庭園を設け、『万葉集』に詠まれている植物を集め、和歌とともに展示植栽するもの。園内にはせせらぎ、池、東屋などもありますが、開園時間が定められています。

黒松や万葉植物が植栽される緑地

万葉時代に葛飾(勝鹿)の真間(現・市川市真間)に住む、「真間の手児奈」(てこな/手児名)は、東国一帯に知れ渡った美人。
当時、下総国府は現在の市川市にあり、伝説の美人「真間の手児奈」の話は遠く都までも知れ渡り、『万葉集』にも山部赤人、高橋虫麻呂の歌が詠まれているのです。

「古に 在りけむ人の しつはたの 帯解き交へて 伏屋立て 妻問しけむ 葛飾の 真間の手兒名が 奥津城を こことは聞けど 真木の葉や 茂くあるらむ 松が根や 遠く久しき 言のみも 名のみも吾は 忘らえなくに」(万葉集 巻の三・431/山部赤人)

「葛飾の 真間の井見れば 立ち平し 水汲ましけむ  手児奈し思ほふ」(万葉集 巻の九・1808/高橋虫麻呂)

真間山弘法寺は、天平9年(737年)、行基が真間に伝わる「真間の手児奈」の伝説を聞き、弔いのために建立した求法寺(ぐほうじ)が前身と伝えられ、真間にある手児奈霊堂は、手児奈を祀った堂。

「真間の手児奈」が住んだという真間地区は、市川市でもJR市川駅の北側ですが、同じ市川市ということで、万葉植物園には、197種の『万葉集』の歌に詠まれる植物が植栽されているのです。
昭和7年作庭という日本最古の万葉植物園である春日大社の萬葉植物園を参考に、築かれたもの。

万葉集に詠まれた花の美しい木としてはヤマブキ、アセビ、ハギ、ツバキ、フジ、サクラ、ウツギ、ツツジ、アジサイ、ナシ、センダン、ネムノキの12種があり、万葉植物園でもハギの開花期は見事です。
園内はバリアフリー化され、車椅子、ベビーカーでの利用も可能。

万葉植物園
名称 万葉植物園/まんようしょくぶつえん
所在地 千葉県市川市大野町2-1857
関連HP 市川市公式ホームページ
電車・バスで JR市川大野駅から徒歩5分
ドライブで 京葉道路市川ICから約6km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 万葉植物園管理事務所 TEL:047-337-9866
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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