松戸市にある日蓮宗の寺、長谷山本土寺(ちょうこくざんほんどじ)は、建治3年(1277年)、豪族・平賀忠晴(ひらがただはる)の屋敷跡に、日蓮の高弟・日朗(にちろう)を導師として招き、創建したと伝えられる名刹。花の寺としても有名で、とくに6月にはアジサイ、そして花菖蒲が見事に咲き、多くの参詣者を集めています。
6月の花菖蒲とアジサイ、11月の紅葉は見事
寺伝によれば平賀忠晴屋敷跡に千葉氏の家臣・曽谷教信(そやきょうしん=日蓮のもとで出家して「法蓮日礼」と名乗る)の協力により領内の地蔵堂を移して法華堂として開山。
後に日蓮聖人より長谷山本土寺と寺号を授かったと伝えられています。
日朗の開創の鎌倉・妙本寺(長興山妙本寺)、池上本門寺(長栄山本門寺)と並んで「郎門の三長三本」(ろうもんのさんちょうさんぼん=日朗の門流で、山号寺号にいずれも「長」、「本」の字がつく3ヶ寺)と呼ばれるまでに繁栄し、七堂伽藍が建ち並んでいましたが、不受不施の法難と明治初年の廃仏毀釈で衰減しています(塔頭は現在、佛持院の1院のみ)。
本土寺の本土とは、「我此土」(わがこのど)、つまりはお釈迦さまが常住する本土(本国土)のこと。
境内にそびえる五重塔は、平成3年の再建。
仁王門は江戸時代初期の慶安年間(1648年〜1651年)の築。
梵鐘は「建治四年」(1278年)の鋳造銘があり、国の重要文化財(宝物殿に保管)。
御朱印は寺務所で対応しています。
花菖蒲は例年6月上旬に咲き、その後アジサイ5万本が見頃となります。
紅葉も見事で見頃は例年11月下旬。
本土寺 | |
名称 | 本土寺/ほんどじ |
所在地 | 千葉県松戸市平賀63 |
関連HP | 本土寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR常磐線北小金駅から徒歩11分 |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 本土寺 TEL:047-346-2121/FAX:047-346-2120 |
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