2月21日【今日は何の日？】

2月21日は、日本初の日刊新聞『東京日日新聞』（現在の毎日新聞）が創刊した日、漱石の日、『共産党宣言』がロンドンで発売された日、新交通システム「六甲ライナー」開業の日、そして和製ジェームス・ディーンと呼ばれた赤木圭一郎の忌日です。

日刊新聞創刊の日

明治5年2月21日、現存する日本初の日刊新聞『東京日日新聞』（現在の毎日新聞）が創刊しました。
条野伝平、西田伝助、落合幾次郎が関わり、創刊号は1枚140文、1ヶ月分銀20匁でした。
「新聞錦絵」が話題となり、東京の土産に購入する人もいたほどです。
ちなみに日本初の日刊新聞は明治3年12月8日創刊の『横浜毎日新聞』（横浜活版舎発行）。

漱石の日

明治44年2月21日、文部省が夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として固辞した日です（そのため博士号授与を巡って事態が紛糾）。
「博士制度は学問奨励の具として、政府から見れば有効に違ひない。けれども一国の学者を挙げて悉く博士たらんがために学問をすると云ふ様な気風を養成したり、又は左様思われる程にも極端な傾向を帯びて、学者が行動するのは、国家から見ても弊害の多いのは知れてゐる。」（「博士問題の成行」）
夏目漱石は朝日新聞入社第1作として『虞美人草』（明治40年6月23日～10月29日）を発表、さらに『坑夫』（明治41年1月1日～4月6日）、『夢十夜』（明治41年7月25日～8月）、続けて『三四郎』（明治41年9月1日～12月29日）、『それから』（明治42年6月27日～10月14日）、『門』（明治43年3月1日～6月12日）のいわゆる「前期三部作」』を連載し、小説家としての地位を確固たるものにしたのです。

『共産党宣言』発行

1848年2月21日、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによって著された『共産党宣言』（Manifest der Kommunistischen Partei）がロンドンで印刷・発行されました。
エンゲルスは、経済が社会の土台であること、すべての歴史は階級闘争の歴史であること、プロレタリア革命は一階級の解放でなく人類全体の解放であることを定義しています。
マルクス、エンゲルスは、さも共産主義者のようにいわれていますが、資本主義社会初期の矛盾を問うた経済学者にすぎません。

International Mother Language Day
（国際母語デー）

国際デーのひとつで、国連教育科学文化機関（United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization／UNESCO＝ユネスコ）が制定。

食糧管理法公布

太平洋戦争最中の昭和17年2月21日、米の需給と価格の安定を目ざして東條内閣が「食糧管理法」を公布。
平成7年に廃止され、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律（食糧法）に引き継がれています。

讃岐鉄道高松駅〜丸亀駅間開業（予讃線）

明治30年2月21日、高松駅〜丸亀駅間が開業。

新交通システム「六甲ライナー」開業

平成2年2月21日、神戸新交通六甲アイランド線開業。
神戸港沖に建設された人工島「六甲アイランド」と住吉駅を結ぶ自動案内軌条式旅客輸送システム（AGT）です。

六甲ライナー（神戸新交通六甲アイランド線）

2021年5月2日

赤木圭一郎忌

昭和36年2月14日、和製ジェームス・ディーンといわれた赤木圭一郎は、映画『激流に生きる男』の撮影中、セールスマンが持参したゴーカートで大道具倉庫の鉄扉に激突。
2月21日に没。21歳という夭逝でした。
神奈川県鎌倉市の長勝寺に赤木の記念碑が立ち、墓は静岡県富士宮市の大石寺典礼院。

長勝寺

2018年2月10日

2月21日生まれの有名人は？

経営コンサルタント・大前研一、俳優・前田吟、ジャズサックス奏者・坂田明、タレント・井上順、映画監督・橋本以蔵、落語家・柳家一九、俳優のクリストファー・アトキンズ（Christopher Atkins）、アナウンサー・川端健嗣、落語家・5代目林家小染、漫才師（ハイヒール）・モモコ、文芸評論家・切通理作、漫画家・野中英次、女優・鮎ゆうき、女優・伊藤つかさ、タレント・ゆうたろう、タレント・山川牧、タレント・伊藤由美、女優・つぐみ、女優・酒井美紀、女優のジェニファー・ラブ・ヒューイット（ジェニファー・ラブ・ヒューイット）、俳優・要潤、タレント・藤川のぞみ、モデル・香里奈、歌手・川嶋あい。