和布刈公園

和布刈山公園

関門海峡のもっとも狭まった部分、九州・門司側の岬の高台が標高175.0mの古城山。その一帯、早鞆瀬戸(はやとものせと)に面する面積36haの自然公園が和布刈公園(めかりこうえん)で、バードウォッチングやお花見の名所として知られています。関門橋も古城山に架かり、めかりPA(関門自動車道上り線のみ)も設置されています。

関門海峡を一望にする瀬戸内海国立公園の西の終点

和布刈山公園
和布刈公園から門司港レトロ方面を眺望

周防灘(すおうなだ)から昇る朝日や響灘(ひびきなだ)に沈む夕日を望むビューポイントで、昼間は古城山頂から360度の雄大な景色が楽しめます。

古城山麓の柁ヶ鼻(だがはな)から一方通行の周回道路で山上を一周することが可能。
途中にはパーキングも数ヶ所あって門司港レトロ地区や関門海峡の眺望が楽しめます。

めかり第2展望台には、源平壇之浦合戦大壁画も配されています。
また、夜は、公園内のテラスデッキから見る関門橋ライトアップも必見。

和布刈(めかり)という名前の由来は山麓の和布刈神社で齋行される『和布刈神事』に由来。
旧暦元旦にその年初めての干潮と同時に身を清めた神官が和布(わかめ)を刈り、奉納するもの。
つまりはわかめ狩りという意です。
神功皇后(じんぐうこうごう)が、三韓遠征からの凱旋を祝って、自ら神主となり、早鞆の瀬戸のワカメを神前にささげたという古事に由来するもの。

古城山と呼ばれるのは、中世、土地の豪族、門司氏(もんじし)の居城だった門司城(もじじょう)の城跡があるため。
元暦2年(1185年)に平知盛が築城、下総の国司だった藤原親房(ふじわらちかふさ)が豊前代官職として入城し、門司氏を名乗りました。
元和の一国一城令で元和3年(1617年)に廃城。

和布刈公園
名称和布刈公園/めかりこうえん
所在地福岡県北九州市門司区門司・旧門司
関連HP北九州市公式ホームページ
電車・バスでJR門司港駅から西鉄バスで和布刈行き10分、和布刈公園下車
ドライブで関門自動車道門司ICから約2km
駐車場367台/無料
問い合わせ門司区役所まちづくり整備課 TEL:093-331-1881
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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