福岡県みやま市瀬高町にある古刹、清水寺(きよみずでら)。大同元年(806年)、唐から帰朝した最澄(伝教大師)が千手観音像を自刻して創建したと伝わる天台宗の寺です。本坊庭園は、室町時代に雪舟(せっしゅう)作庭と伝わる名園で国の名勝になっています。
最澄創建と伝わる古刹
寺伝によれば、最澄は唐からの帰朝の際、有明海の東方山中に美しく輝く光を発見。
雉の導きでその光を求めて訪ねたところ、苔むした合歓(ねむ)の霊木があり、その霊木に一丈六尺(約5m)の千手観音像を刻んだと伝わります。
本堂には千手観音像が今も安置されるが、安産、子授け、縁結びにご利益があるとのこと。
現存する山門は延享2年(1745年)、柳川藩6代藩主・立花貞則が建立したもので福岡県の文化財。
天保7年(1836年)、大坂・四天王寺の五重塔を手本に、14年の歳月をかけて完成させた三重塔も福岡県の文化財に指定され、清水寺のシンボル的な存在になっています。
春の桜、4月上旬〜下旬のボタン(清水山ぼたん園)、初夏の新緑、秋の紅葉と、四季の移ろいも見事で、紅葉の見頃は例年11月下旬〜12月上旬。
境内に、子育て祈願、母乳の出が良くなる祈願で知られる乳父観音があります。
清水寺 | |
名称 | 清水寺/きよみずでら |
所在地 | 福岡県みやま市瀬高町本吉1119-1 |
関連HP | 清水寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR瀬高駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 九州自動車道みやま柳川ICから約3km |
駐車場 | 80台/無料 |
問い合わせ | 清水寺寺務所 TEL:0944-63-7625 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag