湯のまち雨情公園

湯のまち雨情公園

岐阜県下呂市森、下呂温泉街を勢いよく流れ、渓流沿いの散策も楽しめる阿多野川(あだのがわ)の河畔を利用して造られた公園が、湯のまち雨情公園。『新調下呂小唄』(作曲・駕井一賜)を作詞した詩人、野口雨情を顕彰した公園で、公園の入口には野口雨情の胸像も設置されています。

『新調下呂小唄』の作詞者、野口雨情を顕彰する公園

阿多野川の砂防ダムを利用した人工の滝、しょうぶ池、子ども広場などがあり、夏なら安心して水遊びも楽しむことができます。
下呂市が設定した下呂温泉の散策コースの一部にもなっており、湯上がりの散策にも絶好の場所。

野口雨情は昭和13年頃に度々下呂を訪れ、「湯之島館」(昭和6年、名古屋の実業家・岩田武七が高山本線開業時に創業、現在は国の登録有形文化財の宿)の春慶塗を造作に施した特別室「春慶荘」に宿泊、『下呂歌謡十四章』の巻物(巻末に昭和十三年四月八日の記載と野口雨情の署名と落款)を記していますが、その始まりが「忘れなさるな 湯ヶ峰下は こひし温泉 下呂の町」。
それをもとに「忘れなさるな湯ヶ峰下のナー 下呂は湯の街 下呂は湯の街 唄の街 ホンニヨイトコ ヨイートコロ ホンニソレソレ ソヂャナイカ トコソヂャナイカ」という歌詞で知られる『新調下呂小唄』の作詞をしています。

湯のまち雨情公園など温泉街の12ヶ所には、『下呂歌謡十四章』の章ごとや複数の章をまとめた歌碑を設置しています。

ちなみに、下呂温泉では『下呂温泉まつり・芸妓(げいぎ)みこしパレード」』も行なわれていましたが、下呂温泉芸寮協同組合は、平成22年に78年の歴史の幕を閉じています。

「湯之島館」春慶荘
野口雨情が滞在した「湯之島館」の春慶荘
湯のまち雨情公園
名称 湯のまち雨情公園/ゆのまちうじょうこうえん
所在地 岐阜県下呂市森
関連HP 下呂温泉観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR下呂駅から徒歩15分
ドライブで 中央自動車道中津川ICから約53km。または、高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山西ICから約59km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 下呂市観光課 TEL:0576-24-2222/FAX:0576-25-3252
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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