落合宿本陣

落合宿本陣

岐阜県中津川市、中山道江戸から数えて44番目の宿場で、美濃路(現在の岐阜県南部)の入口に位置したのが落合宿です。その落合宿では本陣遺構が現存。美濃十六宿の最初の宿場で、落合宿本陣は美濃路でも唯一現存している本陣遺構で、毎週日曜に一般公開が行なわれています。

上段の間などが現存

落合宿本陣

落合宿の家並みは3町35間。
天保14年(1843年)の調査では、家数75で問屋2、本陣1、脇本陣1、旅籠(はたご=宿泊施設)14を数えていました。
落合宿の本陣は、文化元年(1804年)、文化12年(1815年)の二度の大火で焼失し、現存する建物は文化15年(1818年)の再建。
正門は、文化元年(1804年)の落合宿の大火の後に、加賀藩前田家から贈られたものと伝えられています。

文久元年(1861年)には皇女・和宮が、明治13年には明治天皇の行幸の際の休憩所にもなっています。
明治14年に、それまでの板葺き、平屋造りから土蔵造り2階建てに大改修されていますが、正門、上段の間、小姓の間などが現存。

平成22年、国指定史跡となった後も井口家15代当主の住まいとなっていたため公開されることはありませんでした。
その後、平成26年に中津川市の所有となり、平成29年から日曜日に一般公開されています。
公開時には、「落合宿本陣ガイドボランティアの会」が案内するので、理解を深めることが可能。

落合宿
歌川広重『木曽街道六十九次・落合』
名称 落合宿本陣/おちあいじゅくほんじん
所在地 岐阜県中津川市落合840-1
関連HP 中津川市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR落合川駅から徒歩25分
ドライブで 中央自動車道中津川ICから約7.5km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 中津川市落合事務所 TEL:0573-69-3201/中津川市文化振興課 TEL:0573-66-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
中山道落合の石畳

中山道落合の石畳

岐阜県中津川市、中山道馬籠宿から落合宿に向かう途中の難所が十曲嶺(とまがりとうげ)。地元では十石峠とも呼ばれた場所で、街道時代には峠を石畳の道で越えていました。これが中山道落合の石畳。明治以降、荷馬車が通りやすいように石畳が剥がされ、現在で

 

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