谷汲駅跡

谷汲駅跡

岐阜県揖斐郡揖斐川町にある、かつての名古屋鉄道谷汲線の駅跡が、谷汲駅跡。谷汲山華厳寺の巡礼客の交通の便の確保として、大正15年4月6日、谷汲鉄道の駅として開業。昭和19年に名鉄に合併し、谷汲線となりましたが平成13年10月1日に廃止。駅舎と当時に車両が静態保存されています。

モ750形755号車、モ510形514号車を静態保存

谷汲駅跡

現存する駅舎は、平成8年に完成した新駅舎で、わずか5年後に谷汲線が廃止となっています。
構内にはかつての瀬戸電と同様に600V路線だった谷汲線の主力、モ750形755号車、モ510形514号車が静態保存されています。
モ750形755号車は昭和3年製造、瀬戸電などでも活躍した車両で、晩年は揖斐線の黒野駅〜本揖斐駅間と谷汲線で活躍していました。
モ750形754は、愛知県瀬戸市の瀬戸蔵ミュージアムに静態保存。

モ510形514号車は、名鉄の丸窓電車で、大正15製造(日本車輌製造)。
半流線型車体は、当時のアメリカの電車デザインの影響を受けたもの。
笠松線、美濃町線で運用後、揖斐線 ・岐阜市内線直通列車に転用となり、転換クロスシート化が図られています。
最晩年は多客期の谷汲線などで使われました。

旧名鉄美濃駅にモ512、JR岐阜駅北口駅前広場にモ513、オールドスパゲティファクトリー名古屋店(名古屋市南区三条1丁目)にモ515が静態保存されています。

谷汲駅跡
谷汲駅跡
名称 谷汲駅跡/たにぐみえきあと
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積1412
関連HP 揖斐川町観光協会 谷汲支部公式ホームページ
ドライブで 名神高速道路大垣ICから約32km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 揖斐川町観光協会 谷汲支部 TEL:0585-55-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
華厳寺

華厳寺

『谷汲山根元由来記』によれば、延暦17年(798年)に豊然(ぶねん)上人が開創し、天慶7年(944年)、朱雀天皇が鎮護国家の勅願寺としたのが岐阜県揖斐川町の華厳寺(けごんじ)。地元中京圏では谷汲山(たにぐみさん)という山号で知られ、春の桜、

旧名鉄美濃駅

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瀬戸蔵

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谷汲口駅

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丸窓電車モ513(岐阜駅北口駅前広場)

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