医王寺薬師堂

医王寺薬師堂

群馬県渋川市、伊香保温泉にある医王寺薬師堂は天正2年(1574年)、岸筑前守藤原安兼が創建と伝えられる古刹。本尊は、医療を司る薬師如来を祀り、薬効の高い伊香保温泉のシンボル的存在。江戸時代には伊香保神社(湯泉寺が別当)の東隣に建ち、湯泉寺との間で石段街の領有をめぐる地境論争も行なわれています。

現存する蔵造りの堂は、明治26年の再建

文化13年(1816年)、湯泉寺と医王寺の間で地境論争が起り、結果、参道の石段は湯泉寺(現・伊香保神社、江戸時代は湯前大明神)が独占することに。
明治初年の廃仏毀釈で医王寺薬師堂は、温泉神社(伊香保神社の摂社)の一部に。
さらに明治11年3月、温泉神社、医王寺薬師堂が焼失したため(伊香保温泉で100軒余を焼失する大火発生)、明治26年、薬師堂を現在地に移して防火建築の蔵造りで再建し、その後も湯治客や地元の人の信仰を集めています。

目の神様として地元では有名で、5月8日には薬師花祭りが開かれ甘茶がふるまわれています。

ちなみに寺を創建した岸筑前守藤原安兼は、岸権旅館の祖先で父・岸弾正は信州・深志(今の松本)の豪族だったと伝えられています。
岸家(岸権旅館)のほか、木暮家(ホテル木暮)、千明家(千明仁泉亭)は室町時代から温泉街とともに歩んだ名家なのです。

医王寺薬師堂
名称 医王寺薬師堂/いおうじやくしどう
所在地 群馬県渋川市伊香保町伊香保
電車・バスで JR渋川駅から関越交通バス伊香保温泉行きで25分、徳富蘆花記念館前下車、徒歩15分
ドライブで 関越自動車道渋川伊香保ICから約11km
駐車場 徳冨蘆花記念文学館駐車場(70台/有料)
問い合わせ 渋川伊香保温泉観光協会 TEL:0279-72-3151
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

伊香保温泉・石段街

榛名山(はるなさん)北東麓に湧く古湯、伊香保温泉。戦国時代にできたという石段と石段街は、温泉街のシンボル的存在だ。山上の伊香保神社と山裾の伊香保御関所を300m、365段で結んでします。石段の両側には、みやげ物屋などが軒を連ねており、階段に

伊香保神社

伊香保神社

伊香保神社は、伊香保温泉街を見下ろす石段街の最上部に建ち、温泉街の鎮守社。天長2年(825年)の創建と伝えられる古社で、富岡の貫前神社(一之宮)、赤城の赤城神社(二之宮)とともに上野(かみつけ)国三之宮として、伊香保温泉のシンボルともなって

 

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