反町館跡(照明寺)

反町館跡(照明寺)

国指定史跡「新田荘遺跡」を構成する11の遺跡(円福寺境内、十二所神社境内、総持寺境内、長楽寺境内、東照宮境内、明王院境内、生品神社境内、反町館跡、江田館跡、重殿水源、矢太神水源)のなかでも最も重要な新田義貞の館跡が反町館跡(照明寺)。周囲に土塁や堀を巡らせた雰囲気はいかにも中世の館といった感じです。

新田荘における代表的な館跡で新田義貞の居城

反町館跡(照明寺)
反町館跡(照明寺)

新田氏は4代・新田政義から由良台源氏館(現・太田市由良町)を居館にしましたが、手狭で外堀貯水の便が悪かったため8代・新田義貞の時に反町館(そりまちやかた)に移っています。

室町時代に金山城の支城となり、後北条氏が金山城を攻撃する際の本陣も置かれましたが、天正18年(1590年)、後北条氏が豊臣秀吉の小田原征伐で滅亡し、廃城となっています。

現在は、真言宗照明寺境内になっていますが、享保元年(1716年)に元屋敷からこの地に移ったもの。
周囲には常時水をたたえる堀が巡らされ、いかにも中世の城跡といった雰囲気です。
本尊は厄除薬師(反町薬師)として有名で、1月4日には厄除けの縁日が開かれ賑わいを見せます。

寺伝によると、新田義貞の母(妙光院殿蓮法大禅尼)と伝わる位牌も安置。
樹齢150年のフジがつくる棚(開花5月上旬)、桜の古木(開花4月上旬)もあり開花期は見事。

北2kmの場所には新田義貞が鎌倉幕府倒幕の旗揚げをした生品神社もあるのであわせて参拝を。

反町館跡(照明寺)
反町館跡(照明寺)
反町館跡(照明寺)
名称 反町館跡(照明寺)/そりまちやくし(しょうみょうじ)
所在地 群馬県太田市新田反町町896
関連HP 反町薬師公式ホームページ
電車・バスで 東武伊勢崎線木崎駅からタクシーで10分
ドライブで 北関東自動車道太田藪塚ICから約8km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 反町館跡(照明寺) TEL:0276-57-0211
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
太田市立新田荘歴史資料館

太田市立新田荘歴史資料館

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