赤城の子守唄・名月赤城山歌碑

赤城の子守唄・名月赤城山歌碑

昭和9年に東海林太郎(しょうじたろう)が歌った大ヒット曲『赤城の子守唄』(作詞:佐藤惣之助・作曲:竹岡信幸)、そして昭和14年の『名月赤城山』(作詞:矢島寵児・作曲:菊地博)。国定忠治と赤城山をテーマにしたこの2曲の歌碑が関東平野の夜景の名所、群馬県道70号(大間々上白井線)途中の鳥居峠に立っています。

赤城の子守唄は映画『浅太郎赤城の唄』主題歌

『赤城の子守唄』は、昭和9年、日本ポリドール蓄音器株式会社(後のポリドール)から発売された歌謡曲。
松竹制作の時代劇映画『浅太郎赤城の唄』(高田浩吉主演)の主題歌で、東海林太郎が歌った曲にヒットにより、映画のタイトルも途中で『赤城の子守唄』に変更しています。
作曲した竹岡信幸(たけおかのぶゆき)は古賀政男創立の明治大学マンドリン倶楽部出身。
『支那の夜』(西條八十作詞、歌:渡辺はま子/昭和13年)、『城ヶ島夜曲』(浜野耕一作詞、歌:東海林太郎/昭和9年)などでも知られる作曲家で、浪花節的なテーマを洋楽出身者が作曲したのもヒットの理由かもしれません。
ヨナ抜き短音階(西洋の短音7音階のうち、レとソを抜いたもの)、原調はハ短調(Cm)で、古賀メロディーを踏襲し、現在の演歌のプロトタイプといえる曲になっています。

第二次世界大戦が勃発した昭和14年のヒット曲が、東海林太郎が歌った『名月赤城山』。

「日本の歌謡界に大きく貢献され、昭和の一頁をその歌声で飾り、多くの人びとに愛され親しまれた東海林太郎先生の直筆による代表作品、『赤城の子守唄』『名月赤城山』の歌碑を建立し、その徳を偲び讃えるとともにご賛同いただいた有志各位に、心より感謝の意を表し、赤城山観光の開発を祈念してここに記します」(碑面より/平成6年8月に建立)。

実は、この歌碑が立つ場所(群馬県前橋市富士見町の鳥居峠)は、赤城登山鉄道(赤城山ケーブルカー/昭和32年〜昭和42年営業/利平茶屋駅〜赤城山頂駅)の赤城山頂駅の跡。
駅舎跡は「赤城山頂駅バーベキューホール」になっています。

名月赤城山』 歌詞

男ごころに 男が惚れて
意気がとけ合う 赤城山
澄んだ夜空の まんまる月に
浮世横笛 誰(たれ)が吹く

意地の筋金 度胸のよさも
いつか落目の 三度笠
云われまいぞえ やくざの果てと
悟る草鞋に 散る落葉

渡る雁がね 乱れて啼いて
明日はいずこの 塒(ねぐら)やら
心しみじみ 吹く横笛に
またも騒ぐか 夜半の風

 

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