群馬県高崎市白岩町、群馬県道137号(箕郷板鼻線)、鳴沢湖近くにある古刹が、長谷寺(ちょうこくじ)。坂東三十三観音第15番札所にもなっているため、白岩観音と通称されています。平安時代造立という本尊は木造十一面観音立像(秘仏)で、群馬県の文化財に指定されています。
坂東三十三観音の第15番札所
聖武天皇の創建とも、行基が十一面観音を刻んだとも伝えられますが、定かでありません。
寺伝(『長谷寺縁起絵巻』)によれば、朱鳥年間(686年~696年)、役ノ行者の創建とされ、幾多の変遷を経て、現在は金峯山修験本宗の寺になっています。
本尊の木造十一面観音立像本尊(平安時代中期の作/像高186cm)は秘仏のため、前立本尊(鎌倉時代の作/像高185cm)を拝むようになっています。
白岩観音本堂、仁王門は高崎市の文化財に指定。
道程は1300kmにも及ぶ坂東三十三観音は、鎌倉時代、源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として札所を制定したと伝えられる観音巡礼の道ですが(西国三十三所、秩父三十四箇所とあわせて百観音霊場とも)、上州(群馬県)内には、長谷寺(白岩観音)、水澤寺(水澤観音)の2ヶ寺のみとなっています。
坂東三十三観音霊場間の距離・時間
第14番・瑞応山弘明寺/弘明寺観音(神奈川県横浜市南区弘明寺町267) — (150km/車2時間40分) — 第15番・白岩山長谷寺/白岩観音(群馬県高崎市白岩町448) — (16km/車25分) — 第16番・五徳山水澤寺/水澤観音(群馬県渋川市伊香保町水沢214)
※距離と時間はルートや交通状況により変動するため、およその目安です
長谷寺(白岩観音) | |
名称 | 長谷寺(白岩観音)/ちょうこくじ(しらいわかんのん) |
所在地 | 群馬県高崎市白岩町448 |
関連HP | 高崎観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR高崎駅から群馬バス本郷経由室田行き・榛名湖行きで25分、ドドメキ下車、徒歩30分 |
ドライブで | 関越自動車道前橋ICから約11km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 長谷寺(白岩観音) TEL:027-343-0349 |
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