旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム

旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム

群馬県桐生市、赤城山の山上、鳥居峠にあるのが、旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム。東武鉄道の赤城山における観光開発の一環として昭和32年7月21日に開業、昭和43年6月1日に廃止となったケーブルカーの山頂駅の跡。駅舎は「赤城山頂駅記念館 サントリービア・ハイランドホール」になっています。

東武鉄道の赤城山観光開発の一環で敷設されたケーブルカー

旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム

赤城山鋼索鉄道(赤城登山鉄道が運営)は、利平茶屋と鳥居峠を結ぶケーブルカーで、もともとは赤城山信仰の登拝道。
旧黒保根村水沼から、一の鳥居(現存せず)、二の鳥居を経て、利平茶屋から鳥居峠を越え赤城神社へ至るルートに位置しています。

開業後、東武鉄道では新大間々駅を赤城駅に改称、浅草駅〜赤城駅間に直通急行列車を運転、桐生駅 〜赤城駅〜水沼駅〜利平茶屋間に路線バスを走らせるなどするなど、赤城山の観光に力を入れましたが、前橋と赤城山頂を結ぶ道路が改良されたことなどで、わずか11年ほどで廃止となっています。
赤城山には中央火口丘の地蔵岳山頂と中腹の赤城平を結び、赤城山ロープウェイも昭和32年7月27日に営業が始まりましたが、平成10年に休止・廃業となっています。

ケーブルカーの赤城山頂駅駅舎は、鉄筋コンクリート造り、地下1階、地上2階建て。
頭端式(とうたんしき)のプラットホームが整備され、駅舎とともに現存しています。
観光施設への用途変更を行なうために、旧駅舎の北側と西側の下屋、プラットホームの覆屋は撤去され、外壁が設けられています。

旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム
赤城山頂駅記念館 サントリービア・ハイランドホールとして再生
旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム
名称 旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅駅舎・プラットホーム/きゅうあかぎやまこうさくてるどうあかぎさんちょうえきえきしゃ・ぷらっっとほーむ
所在地 群馬県桐生市黒保根町下田沢赤面国有林413ほか
関連HP 桐生市公式ホームページ
電車・バスで JR前橋駅から富士見温泉行きバスで1時間20分、富士見温泉で赤城ビジターセンター行きに乗り換え、県立赤城公園ビジターセンター下車、徒歩6分
ドライブで 関越自動車道赤城ICから約26km
駐車場 あり
問い合わせ 桐生市教育委員会教育部文化財保護課 TEL:0277-46-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
赤城山・鳥居峠

赤城山・鳥居峠

群馬県前橋市、赤城山の山上へと通じる群馬県道16号(大胡赤城線)の終点、群馬県道70号(大間々上白井線)との交点にある展望地が鳥居峠(標高1390m)。山麓の水沼(現・桐生市)から、一の鳥居、二の鳥居を経て、利平茶屋、そして鳥居峠へと至る赤

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ