毎年8月19日〜8月20日、秋田県鹿角市花輪で『花輪ばやし』が開催。『花輪祭』の屋台行事が『花輪ばやし』。神田囃子(東京・神田神社)、祇園祭の祇園囃子(京都府)と並び「日本三大ばやし」、「花輪祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財、「山・鉾・屋台行事」(全国33ヶ所)としてユネスコ無形文化遺産に登録。
ユネスコ無形文化遺産に登録の花輪祭の屋台行事が『花輪ばやし』
花輪地区の総鎮守、幸稲荷神社(さきわいいなりじんじゃ)の祭礼に奉納されるもので、鎌倉時代初期の元久元年(1204年)の創建時から伝わるものです。
昭和35年に、花輪神明社の祭礼が幸稲荷神社の祭礼と同じ日に合わせて行なわれることとなり、里の神(花輪神明社)が山からの神(幸稲荷神社)を迎えるという新たな祭りの意味が生まれています。
日程としては、8月16日、幸稲荷神社の御神体が里宮の御旅所に渡御。
8月20日に御神体が幸稲荷神社に還御しますが、8月19日・20日に舟場元町、舟場町、新田町、六日町、谷地田町、大町、旭町、新町、横丁、組丁の10町内の屋台が参加し、屋台行事として奏でられる『花輪ばやし』が花輪の町に響き渡ります。
そのお囃子がうつの時代から奉納されるようになったかは定かではありませんが、伝承されている曲のいくつかは江戸時代前期以前の古い時代のものと推測されています。
明和2年(1765年)の尾去沢銅山の休日に関する定め書に「花輪稲荷、毛馬内月山と隔年之祭礼也。尤花輪ハ七月廿日、毛馬内ハ六月四日なり」とあるので、『花輪祭』は旧暦7月20日に行なわれていたことがわかります。
ちなみに『花輪ばやし』という名前が生まれたのはラジオ放送が生まれた昭和以降のことなのだとか。
花輪ばやし|鹿角市 | |
開催日 | 毎年8月19日〜8月20日 |
所在地 | 秋田県鹿角市花輪 |
場所 | 花輪市街地 |
関連HP | 花輪ばやし公式ホームページ |
電車・バスで | JR鹿角花輪駅から徒歩3分 |
ドライブで | 東北自動車道鹿角八幡平ICから約3.4km(周辺は交通規制実施) |
駐車場 | 道の駅かづの(あんとらあ)駐車場(250台/無料)からシャトルバス(有料)運行 |
問い合わせ | 花輪ばやし祭典委員会 TEL:0186-30-0500 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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