2024年6月15日(土)、7月6日(土)、7月25日(木)、8月22日(木)、9月7日(土)、映画・テレビドラマ『黒部の太陽』でも知られる、立山黒部アルペンルート途中、関電トンネルの破砕帯を見学する『関電トンネル破砕帯見学ツアー』が行なわれます。各回60名定員で、応募者多数の場合は抽選に。
大町市観光協会が主催するツアーです
関西電力が、戦後の関西エリアの電力不足を補うために建設した発電用のダムが、黒部ダム(黒部川第四発電所)。
昭和31年8月にスタートした工事は、平均日進10m、月進300mという日本記録を塗り替えるほどの順調なペースで掘削が進みましたが、昭和32年5月、扇沢の坑口から1700mほど掘り進んだ地点で、破砕帯に遭遇。
わずか80mという短い区間ですがその突破に要した日数は7ヶ月。
最大毎秒660リットルで、しかも4度という非常に冷たい地下水が、大量の土砂とともに噴出。
この区間が掘削できなければ、ダム建設は断念という事態になりましたが、熊谷組は「不撓不屈の精神」、「挑戦する勇気」で突破、ダムの完成へと導いたのです。
『関電トンネル破砕帯見学ツアー』は、この破砕帯区間(80m)を歩いて見学するツアー。
通常だと立山黒部アルペンルートの関電トンネル電気バスで抜けてしまう場所で(電気バスが走行するトンネル内は歩くことはできません)、破砕帯から出る湧き水に触れるなど、貴重な体験ができます。
例年、6月〜9月に数回実施されています(応募多数の場合は抽選)。
最終バスの運行後に実施し(17:30~18:50)、特別便で扇沢に戻るプランなので、帰路は扇沢からタクシー、マイカーの利用となります。
黒部ダム駅待合室(駅長室前)受付(当日17:10)、参加費徴収となります。
素掘りの工事跡「ケミカルトンネル」で事前学習後、電気バスに乗って関電トンネル内の破砕帯まで移動。
破砕帯を歩いて見学し、電気バスに乗って扇沢駅へ移動、解散となります。
関電トンネル破砕帯見学ツアー応募フォームからの予約となります。
応募受付締め切りは、実施日の1ヶ月前。
関電トンネル破砕帯見学ツアー|2024 | |
開催日時 | 2024年6月15日(土)、7月6日(土)、7月25日(木)、8月22日(木)、9月7日(土) |
所在地 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
場所 | 関電トンネル破砕帯 |
関連HP | 関西電力公式ホームページ |
ドライブで | 長野自動車道安曇野ICから約40kmで扇沢駐車場 |
駐車場 | 扇沢駐車場(350台/有料、230台/無料、混雑時は臨時駐車場を600台〜800台/有料を開設) |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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