太閤泉

太閤泉

兵庫県神戸市北区有馬町、旧有馬温泉会館(現在の共同湯「金の湯」)は、有馬温泉発祥の地。そこに湧くのが太閤泉ですが、神代から続くといわれた歴史ある湯だったが昭和41年にいったん泉源は枯渇。それが阪神淡路大震災後、再び湧出を開始。「金の湯」の入口横に足湯と「太閤の飲泉場」が設置されています(飲泉はできません)。

有馬温泉発祥の地に足湯を設置

太閤泉
「金の湯」前の足湯に引湯された太閤泉

有馬温泉には、泉質別に天神泉源、極楽泉源、御所泉源、有明泉源、妬泉源(うわなりせんげん)、太閤泉、炭酸泉源の7つの泉源があり、太閤泉もそのひとつ(大きく有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉の「金泉」と炭酸を含んだ温泉の「銀泉」に分けられます)。
有馬温泉は、環境省が療養泉として指定する9種類の主成分のうち7種類もの成分が含まれる「温泉のデパート」なのです。

太閤泉の泉質は銀泉(ナトリウム塩化物高温泉)で泉温は42.3度。
「金の湯」の足湯と飲泉所に引かれているので無料で温泉を楽しむことができます(飲泉はできません)。

阪神淡路大震災後に温泉が再湧出するという事件は、火山帯に属しない有馬温泉で高温の温泉が湧くという不思議な現象が、活断層と関係している点を立証したことに。

用意された周遊プランのひとつ、「泉源コース」(1450m)を歩けば、7つの源泉を巡ることもできます。

太閤泉
名称 太閤泉/たいこうせん
所在地 兵庫県神戸市北区有馬町833
電車・バスで 神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩5分、または六甲・有馬ロープウェー有馬駅から徒歩10分
ドライブで 阪神高速道路北神戸線有馬口ICから約3km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 有馬温泉観光協会 TEL:078-904-0708
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
天神泉源(金泉)

天神泉源(金泉)

有馬温泉(兵庫県神戸市北区有馬町)の温泉街に7ヶ所ある源泉のひとつで、菅原道真を祀る天神社の境内に湧く源泉が天神泉源。有馬温泉の金泉と呼ばれる含鉄・ナトリウム・塩化物強塩高温泉の中心的な泉源で、地下206mから湧出しています。泉温は98.2

極楽泉源(金泉)

極楽泉源(金泉)

有馬温泉(兵庫県神戸市北区有馬町)の温泉街に7ヶ所ある源泉のひとつで、極楽寺の裏手にあるのが極楽泉源。細い路地の奥にあるので見落としがちですが、豊臣秀吉が造らせた湯殿「湯山御殿」へ温泉を送っていたのは実はこの源泉。つまり豊臣秀吉やねね、諸大

炭酸泉源(銀泉)

炭酸泉源(銀泉)

兵庫県神戸市北区有馬町にある歴史ある源泉が炭酸泉源(銀泉)。極楽泉源(鉄分の含有量が多い金泉)からタンサン坂と呼ばれる坂を上ると炭酸泉源公園があり、ここに湧いているのが炭酸泉源。有名な有馬温泉の「炭酸煎餅」はこの温泉を使ったのが起こり。地下

御所泉源

御所泉源

兵庫県神戸市北区有馬町、有馬温泉の温泉街に7ヶ所ある源泉のひとつが御所泉源。有馬温泉は、大きく有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉の「金泉」と炭酸を含んだ温泉の「銀泉」に分けられますが、御所泉源は金泉のひとつ。アレルギー性皮膚疾患、慢性湿し

妬泉源

妬泉源

兵庫県神戸市北区有馬町、有馬温泉の温泉街に7ヶ所ある源泉のひとつが妬泉源(うわなりせんげん)。有馬温泉は、大きく有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉の「金泉」と炭酸を含んだ温泉の「銀泉」に分けられますが、妬神社(うわなりじんじゃ)に湧く金泉

有明泉源

有明泉源

兵庫県神戸市北区有馬町、有馬温泉の温泉街に7ヶ所ある源泉のひとつが有明泉源。有馬温泉は、大きく有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉の「金泉」と炭酸を含んだ温泉の「銀泉」に分けられますが、有馬温泉のほぼ中央、「湯屋の宿 康貴」に隣接する金泉が

金の湯

金の湯

兵庫県神戸市北区有馬町、有馬温泉を代表する共同湯のひとつが金の湯。有馬温泉は、大きく有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉の「金泉」と炭酸を含んだ温泉の「銀泉」に分けられますが、秀吉も入浴した伝統の含鉄・ナトリウム-塩化物強塩高温泉(金泉)が

 

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