貴船神社遺跡(緑の道しるべ大川公園)

貴船神社遺跡(緑の道しるべ大川公園)

旧石器時代から人々の営みが確認されている淡路島。国生み神話に登場する日本最初の島「おのころ島」が淡路島とする伝説も。そんな淡路島で弥生時代末〜奈良時代に海人族が製塩を行なったと推定される遺跡が淡路市にある貴船神社遺跡。一帯は緑の道しるべ大川公園として整備されています。

淡路島にある古代の製塩遺跡

貴船神社遺跡は、兵庫県では初めて熱効率のいい石敷炉(いしじきろ)が発見された貴重な遺跡で、『万葉集』に「朝凪に 楫の音聞こゆ 御食つ国 野島の海人の 船にしあるらし」と詠われた「野島海人」(のじまのあま)の製塩基地は海上交通が発達していた淡路のこの地だったと推定されています(『万葉集』には「野島」を歌ったものが5首あります)。

古代の野島海人は、濃縮した塩水を製塩土器に入れ、石敷きの炉で煮詰めて塩を取り出していますが、そんな製塩に使われた炉跡が22基も確認されているのです。
そのうちの19基は古墳時代末〜奈良時代のもので、大阪湾沿岸では製塩が衰退する時期にあたります。

平成7年の発掘調査で出土した遺物には、製塩土器のほか、須恵器(すえき)、土師器(はじき)、弥生土器、黒色土器などの土器、新羅陶器、石器、鉄器、銅製帯金具で、製塩土器は、弥生時代末の地層からも出土しています。
とくに、鉄製釣針、たこ壺、船形土器製品は、古代の野島海人が使った漁具と推測できる貴重な遺物です。

一帯は「緑の道しるべ大川公園」として整備され、製塩作業をする海人のモニュメントも造られています。

貴船神社遺跡は、日本遺産「国生みの島・淡路〜古代国家を支えた海人の営み〜」の構成資産にもなっています。

貴船神社遺跡(緑の道しるべ大川公園)
名称 貴船神社遺跡(緑の道しるべ大川公園)/きぶねじんじゃいせき(みどりのみちしるべおおかわこうえん)
所在地 兵庫県淡路市野島平林
関連HP 淡路島観光協会公式ホームページ
ドライブで 神戸淡路鳴門自動車道淡路島南ICから約4km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 淡路島観光協会 TEL:0799-22-0742/FAX:0799-24-4470
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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