広島市街の東南、広島港に臨む標高222mの独立峰が黄金山(おうごんざん)。干拓が進む江戸時代以前は比治山(ひじやま)などとともに広島湾に浮かぶ島のひとつで、中世には山頂に仁保城が築かれていました。昭和34年に山頂にテレビ塔が建てられ、周辺が黄金山緑地として整備されています。広島港を眼下にする夜景の名所。
展望台は桜と夜景の名所


黄金山という名の起こりは、夕日を浴びて黄金色に輝くから、あるいは黄金の埋蔵金伝説からなど諸説あって定かでありません。
富士山の形状に似ていることから、「黄金富士」とも呼ばれています。
当初は仁保島という島でしたが、寛文2年(1662年)、東新開(現在の東雲)の埋め立てで陸続きになりました。
中世には仁保城が築かれ、水軍の拠点にもなっていました。
黄金山緑地内には展望台、トイレ、黄金山ハウス(レストハウス)が整備されるほか、仁保城本丸および二の丸の石垣が現存。
また春になると約500本もの桜が咲き誇ります。
登山道は、東本浦バス停、仁保1丁目バス停からというのが一般的ですが、舗装道路を歩くので登山というより散策といった感じです(桜の開花期には歩く人も多数)。
国道2号から車で10分ということもあり、夜景の名所としても知られますがが23:00~5:00は車道通行禁止となるのでご注意を(徒歩の場合でも立ち入りができません)。
日没を眺め、そらに青みが残されるうちがシャッターチャンスです。


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