ウトナイ湖

苫小牧市の東部にある周囲9km、面積275ha、平均水深0.6mの淡水湖。新千歳空港から苫小牧にかけては丹治沼など大小の湖沼が点在していますが最大の湖がウトナイ湖。湖名はアイヌ語のウッ・ナイ・トー(ut-nau-to=肋骨・川・沼)に由来します。ラムサール条約登録湿地にもなっていて、湖全体の環境保護が図られています。

マガンやハクチョウの集団渡来地で自然観察を

ウトナイ湖空撮 Photo Map

新千歳空港に着陸の際に、空から眼下にすることもあるウトナイ湖。
北側から美々川、トキサタマップが流れ込み、西から勇払川が流入し、南側から太平洋へと流出しています。

湖周辺には湿原が広がり、マコモやヨシが繁茂。
白鳥やマガンなど渡り鳥の飛来地としても有名で、260種を超える鳥類が確認されています。
昭和56年には日本野鳥の会により日本初のバードサンクチュアリに指定(510ha)。

ラムサール条約登録湿地のほかにも、国指定ウトナイ湖鳥獣保護区(510ha、全域が特別保護地区)になっています。

例年、9月下旬〜10月上旬に、コハクチョウ、オオハクチョウが姿を見せ、11月頃までに本州方面の越冬地を目指して旅立ちます。
湖面の水が融けはじめる初春には、日本各地からマガン数万羽をはじめカモ・ハクチョウ類などの水鳥たちが続々と集結。
北に飛び立つ4月初めまでが湖の最もにぎわう季節になります。

「ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター」と、その南に位置する「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」を結んで湖岸沿いに1.4kmの自然観察路も用意され、バードウォッチング、自然観察にも絶好。
両施設には駐車場もあるので、ここを基地とするのがもっとも手軽な自然観察の方法となっています。

野生鳥獣保護センターの隣接地には、道の駅ウトナイ湖もあるので、食事も可能。

ウトナイ湖

 

ウトナイ湖
名称 ウトナイ湖/うとないこ
所在地 北海道苫小牧市植苗
関連HP 苫小牧市公式ホームページ
ドライブで 道央自動車道苫小牧東ICから約4.3km
駐車場 ウトナイ湖野生鳥獣保護センター駐車場(無料)を利用/道の駅ウトナイ湖、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター駐車場の利用も可能
問い合わせ 苫小牧観光案内所 TEL:0144-34-2000
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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