小野川不動滝(小野川湧水)

小野川不動滝(小野川湧水)

磐梯高原の小野川湖に流れ込む小野川上流の不動沢に懸かる落差25mの滝が小野川不動滝。地形的にはすぐ北東の高原状となった高台にグランデコリゾート(裏磐梯グランデコ 東急ホテル)がありますが、深い谷に懸かるため秘瀑的な滝となっています。環境省の名水百選に選定の小野川湧水にもなっています(湧水部はさらに上流、百貫清水)。

流れる不動沢の水は清冽な小野川湧水

小野川不動滝(小野川湧水)
秋にはミズナラなどの紅葉が見事

裏磐梯グランデコ 東急ホテルへの道から少し脇にそれたところに小野川不動滝駐車場があります。

小野川不動滝駐車場から小野川不動滝探勝路(片道1.0km/入口の駐車場からの標高差は70mほど)が滝下まで通じており、20分ほどの散策で小野川不動滝に到達します。
コース中ほどから急な140段ほどの石段となりますが、登りきるとかつての森林軌道跡の平坦な道に出ます。
小野川大冷水不動尊が祀られていますが、この不動尊があるのが滝の名の由来。
往時には山岳修験の地だったことがわかります。

滝の水が豊富なのは、滝の上流が原始性を保つブナの森だから。
過去に伐採など、人の手が加えられた形跡がない森なのです。
そこに湧く湧水は小野川湧水群として環境省の名水百選に選定されています。
つまり小野川不動滝は名水百選の水が流れ落ちていることに。
小野川不動滝は、百貫清水(デコ平湿原近く)と並んで、小野川湧水群の探勝スポットになっています。

小野川不動滝(小野川湧水)
名称小野川不動滝(小野川湧水)/おのがわふどうだき(おのがわゆうすい)
所在地福島県耶麻郡北塩原村桧原
関連HP裏磐梯観光協会公式ホームページ
ドライブで磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから約18.7km
駐車場小野川不動滝駐車場を利用
問い合わせ裏磐梯観光協会 TEL:0241-32-2349
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

環境省「名水百選」 東北12名水

昭和60年3月に環境庁(現・環境省)が選定した「名水百選」(昭和の名水百選)。「保全状況が良好」で「地域住民等による保全活動がある」のが名水の条件で、東北6県からは各県仲良く2ヶ所ずつ合計12ヶ所の名水が選定されています。ブナの森に湧く水、

龍ヶ沢湧水

龍ヶ沢湧水(磐梯西山麓湧水群)

福島県耶麻郡磐梯町に湧く、磐梯西山麓湧水群の代表格が龍ヶ沢湧水(りゅうがさわゆうすい)。江戸時代には会津藩の命で、旱魃に襲われても涸れることがない湧水のため、磐梯山(噴火以前)、慧日寺(えにちじ)と並び大規模な雨乞いが行なわれた霊地。環境省

百貫清水(小野川湧水)

百貫清水(小野川湧水)

百貫清水は、小野川湖に流れ込む小野川の源流部に位置する湧水で、「小野川湧水」として環境省の名水百選にも選定。小野川の源流部は、原始性の高いブナの森があり、それが水源涵養の森として作用して湧水群を生み出しています。百貫清水という名は、その水が

磐梯高原(裏磐梯)で、取材班おすすめの宿はここ!

春の新緑、夏の避暑、そして秋の紅葉、冬のスキーと、あまりオフシーズンのない磐梯高原(裏磐梯)。設備、サービス充実のリゾートホテルもあり、全体的に宿のレベルも高いのですが、人気のリゾートホテルは料金も高いというのが難点です。磐梯高原の宿を選ぶ

小野川湖

小野川湖

磐梯高原(福島県北塩原村)の桧原湖の東、五色沼の北にあり、爆発による泥流が吾妻連峰から流れ出し、小野川、長瀬川を堰止めて生まれた湖で、小野川の水源(小野川湧水)は日本名水百選に選ばれています。標高797m、周囲9.8km、最大水深22mで「

よく読まれている記事

こちらもどうぞ