福島県大沼郡三島町の宮下地区で近年話題となっているのが、3つのアーチ橋を眺める景観で、地元ではみやしたアーチ三兄(橋)弟としてPRしています。JR只見線会津宮下駅近くで、重なった3つのアーチ橋を撮影できるのは、全国でもここだけということで、宮下地区の有志が撮影スポットを整備しています。
日本で唯一の、アーチ橋三重となるスポット
上から順に国道252号、JR只見線、福島県道237号(小栗山宮下線)という3つのアーチ橋が眺望できるポイントで、「JR只見線の列車通過時間を確認してから撮影スポットに向かって下さい」(地元有志の話)とのこと。
長男は国道の橋ではなくJR只見線の大谷川橋梁(全長80.7m・RCアーチ橋)で昭和16年架橋。
第一只見川橋梁、第二只見川橋梁、第三只見川橋梁、第四只見川橋梁などとともに「只見線鉄道施設群」(17施設)のひとつとして土木学会選奨土木遺産に認定されています。
次男が福島県道237号(小栗山宮下線)の宮下橋(全長73.7m・RCアーチ橋)で昭和32年の完成。
三男が国道252号バイパスの新宮下橋(全長140mm・鋼製逆ローゼ橋)で、こちらはかなり年下の平成元年架橋。
只見線の大谷川橋梁は国鉄が架橋した当時は、アーチ支間45mで全国最長のアーチ橋でした。
しかも現存する鉄道コンクリート橋としては内房線・山王橋梁に次ぐ、2番目に古いものとなっています。
福島県道の宮下橋も福島県発注の現存最古のアーチ橋です。
国道のバイパス橋となる新宮下橋を福島県が架橋する際にも、鉄道橋、県道橋がアーチ橋だったことを勘案して、あえてアーチ橋にしたのだとか。
すぐ近くの福島県道237号(小栗山宮下線)沿いに三島町観光協会お客様専用駐車場も整備されています(駐車場から徒歩1分で「みやしたアーチ三兄(橋)弟」撮影スポット)。
宮下地区には有名なJR只見線の第一只見川橋梁ビュースポット(海外からの見学者もいる人気の展望地)もあるので、あわせて見学を。
みやしたアーチ三兄(橋)弟 | |
名称 | みやしたアーチ三兄(橋)弟/みやしたあーちさんきょうだい |
所在地 | 福島県大沼郡三島町宮下 |
関連HP | 三島町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR会津宮下駅から徒歩5分 |
ドライブで | 磐越自動車道会津坂下ICから約17km |
駐車場 | 三島町観光協会お客様専用駐車場(10台/無料)を利用 |
問い合わせ | 三島町観光協会 TEL:0241-48-5000/FAX:0241-42-7072 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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