金沢城・石川門

金沢城の石川門は高麗門の一の門、櫓門の二の門、続櫓と2層2階建ての石川櫓で構成され、その全体が石川門。現存する門は、1759(宝暦9)年の大火によって全焼した後、1788(天明8)年、10代藩主・前田治脩(まえだはるなが)の代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。

重要文化財に指定された金沢城の裏門

金沢城には数多くの門がありましたが、現在も往時のままに残されているのは石川門のみ。
石川門は、金沢城の裏門にあたる三の丸の搦手(からめて)門。
石川郡の方を向いていたのが名の由来です。

白く見える屋根瓦には鉛を使用。
鉛瓦は建築当初は灰黒色ですが、年を経るにつれて表面に鉛白(塩基性炭酸鉛)を生じて白くなるのが特長。
籠城戦の際に溶かして鉄砲弾に作り変えるための工夫だったとも、貨幣鋳造の過剰鉛の転用ともいわれています。
現在の鉛瓦は、昭和28年〜昭和34年の解体修理の際に鋳直されたもの。

兼六園とは石川橋でつながり、金沢の観光ルートのひとつになっています。
夜間はライトアップされ素敵です。

一の門の高麗門
二の門の櫓門
金沢城・石川門
名称金沢城・石川門/かなざわじょう・いしかわもん
所在地石川県金沢市丸の内1-1
関連HP金沢城と兼六園公式ホームページ
電車・バスでJR金沢駅から北陸鉄道バス兼六園下方面行きで12分、兼六園下下車、徒歩5分
ドライブで北陸自動車道金沢西ICから約8.3km、金沢東ICから約5.8kmで県営兼六駐車場
駐車場県営兼六駐車場(554台/有料)
問い合わせ石川県金沢城・兼六園管理事務所 TEL:076-234-3800/FAX:076-234-5292
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
金沢城・兼六園ライトアップ~冬の段~

金沢城・兼六園ライトアップ~冬の段~|金沢市|2025

2025年2月1日(土)、2月8日(土)、2月15日(土)、2月22日(土)17:30〜21:00(入園は20:45まで)、金沢市で『金沢城・兼六園ライトアップ〜冬の段〜』が行なわれます。期間限定で金沢城公園(荘厳空間)と兼六園(幽玄空間)

金沢城

金沢城

加賀百万石のシンボル、金沢城は、加賀藩主・前田家の居城。天正11年(1583年)、前田利家により本格的な築城が開始されました。天明8年(1788年)築の石川門、安政5年(1858年)に再建された三十間長屋は、そして鶴丸倉庫は国の重要文化財。

金沢城・三十間長屋

加賀百万石のシンボル、金沢城は、1583(天正11)年に前田利家により本格的な築城が開始。三十間長屋は、現存する数少ない遺構で国の重要文化財。石川門とともに現存する藩政時代の数少ない建築物のひとつとなっています。三十間長屋というものの、実際

 

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