能登金剛

能登金剛

石川県羽咋郡志賀町、ヤセの断崖や巌門、鷹の巣岩、不動滝、機具岩など、外浦の厳しい荒波の浸食によってできた奇岩が続く景勝地。志賀町富来地区の海岸線一帯に、29kmに渡って続く荒々しい自然のオブジェは圧巻で、ドライブにも最適。また能登金剛遊覧船を利用すれば、海上から奇岩を望むこともできます。

巌門を中心に、能登半島を代表する景観が展開

朝鮮半島の景勝地、金剛山(クムガンサン)の海金剛(ヘクムガン)にも匹敵する景観というのが能登金剛の名の由来。

ヤセの断崖は、松本清張の名作『ゼロの焦点』(昭和34年刊)の舞台として、文学ファンも多く訪れる景勝地。
そして浸食によってぽっかりと空いた海蝕洞の巌門が能登金剛のハイライトです。
機具岩(はたごいわ)は、伊勢の二見浦・夫婦岩を思わせる岩で、能登二見とも呼ばれています(夕日観賞の名所)。

能登金剛の海岸に突き出すようにそびえ立つ高さ27mの大岩が鷹の巣岩。
岩の上に茂る松に鷹のみが巣を作るのでその名の由来で、能登金剛遊覧船に乗船すれば海上から奇岩を見上げることができます。

関野鼻は、カルスト台地の岬で、かぶと岩、義経一太刀岩、弁慶二太刀岩などがありますが、崩落の危険により、立入禁止になっています。

歌川広重が各国の景勝地を、それぞれひとつだけ選んで描いた、『六十余州名所図会』には、能登国の代表的景観として「能登 瀧之浦」が描かれています。
絵柄のなかに登場するのは、巌門、巌門のすぐそばにある不動滝、鷹の巣岩です。

能登金剛
歌川広重『六十余州名所図会 能登 瀧之浦』
能登金剛
名称 能登金剛/のとこんごう
所在地 石川県羽咋郡志賀町牛下巌門
電車・バスで JR羽咋駅から富来行き能登西部バスで40分、富来下車、能登西部バス巌門経由三明行きに乗換え10分、巌門下車、徒歩5分
ドライブで 能登有料道路西山ICから約15km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 志賀町商工観光課 TEL:0767-32-1111/ FAX:0767-32-3978
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
巌門

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ヤセの断崖

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