内宮『宇治橋からの日の出』|伊勢市

宇治橋『冬至祭』

毎年冬至の日(12月下旬)には、三重県伊勢市の内宮・宇治橋大鳥居中央から朝日が昇ります。冬至の日は薄暗いうちから大勢の人たちが日の出を待ちかまえ、7:00頃から日が昇り始めハイライトは7:30頃です。冬至を中心とする11月下旬~1月下旬には『宇治橋からの日の出』となります。

冬至を挟む前後2ヶ月間に宇治橋の上に太陽が昇る

宇治橋『冬至祭』


宇治橋では冬至の日前後の11月下旬~1月下旬なら、橋の上、大鳥居に日が昇ります。
万一、冬至の日当日に天気が悪いときには敗者復活戦が可能。
冬至の日で、実際の日の出時間は、7:00前ですが、宇治橋からは標高367mの島路山(しまじやま)が正面にそびえるため、朝日が昇るのは日の出時刻に遅れること40分ほど後。

大鳥居の太い2本の柱は宇治橋の内側(東側)が内宮の、外側(西側)が外宮(げくう)の、旧正殿の屋根を支えていた棟持柱(むなもちばしら)を再生したものです。

大鳥居の中央に朝日を入れることができるのは、冬至を挟む前後2ヶ月間だけ。

「譲り合ってご覧下さい」(神宮司庁)とのこと。

ちなみに古代では冬至は1年の始まり、つまり現在の正月にあたります。
「冬が終わり春が来る」、「陰が極まって陽に転じる」という「一陽来復」(古代中国の書物『易経』の言葉)にもあたるので、聖なる宇治橋から日の出を遥拝し、「一陽来復」を願うということに。

内宮『宇治橋からの日の出』|伊勢市
開催日時 冬至を中心とする11月下旬~1月下旬
所在地 三重県伊勢市宇治館町1
場所 宇治橋
電車・バスで JR伊勢駅、近鉄鳥羽線宇治山田駅から三重交通バス内宮行きで15分、内宮前下車
ドライブで 伊勢自動車道伊勢西ICから約2km
駐車場 内宮A1・A2・A4駐車場(260台/1時間まで無料、以降有料)・内宮B1~B6駐車場(1540台/1時間まで無料、以降有料)
問い合わせ 伊勢市観光協会 TEL:0596-28-3705
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
宇治橋

伊勢神宮内宮・宇治橋

伊勢神宮(正しくは神宮)の内宮(ないくう)の入口、五十鈴川(いすずがわ)にかかる檜造りの橋が宇治橋。20年ごとに行なわれる遷宮の4年前に必ず掛け替えられる橋で、昭和24年に予定の遷宮が4年延期となり、以来宇治橋だけが早く造り替えられるように

宇治橋の鳥居はリサイクルされている!

20年に一度という神宮式年遷宮(神宮=伊勢神宮の正式名)。平成27年3月にすべての行事が終わっています。ところが、「式年遷宮は無事に終わったのですが、実はこれから行なわれる行事があるんです」(三重テラス・古市尚子さん)。鳥居だってエコなのだ

 

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