毎年5月3日、滋賀県米原市の礒崎神社で『磯武者行列』が行なわれます。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が伊吹山の悪神を退治した時に負傷し、大和への帰途に病気が重くなり、磯で崩じたため磯崎神社を建立し守護神として祀りました。『磯武者行列』は、日本武尊にあやかって男児は武者姿、女児は稚児姿で巡行するようになったもの。
礒崎神社の社伝では、日本武尊が葬られた地
礒崎神社はその名の通り、琵琶湖に突き出した磯山に鎮座する神社。
『日本書紀』、『古事記』によれば、日本武尊は、東征の帰途、伊吹山(米原市)の荒ぶる神に敗れ傷つき、亡くなりました。
『日本書紀』には、能褒野(のぼの=三重県亀山市の能褒野王塚古墳が墳墓とされています)の地で亡くなったと記され、『古事記』にもやはり伊勢の能煩野で没したと記されています。
礒崎神社の社伝では、日本武尊は現在の米原市磯で没し、磯山に葬られたとし、後に聖武天皇の勅命によって社殿が建立されたことが神社の起源であるとしています。
磯崎古墳群など、古墳時代の遺跡もあるので、琵琶湖の湖上交通や漁業と関わった「海人」がこの地で暮らしていたことがわかっています。
礒崎神社『磯武者行列』 おもな日程
9:00頃磯公民館にて武者の準備(9:00頃から武者の「顔書き」)、13:00頃にお旅所(磯漁港付近)出発、15:00頃磯崎神社に参進、のち神事。
礒崎神社『磯武者行列』|米原市 | |
開催日時 | 毎年5月3日 |
所在地 | 滋賀県米原市磯2484 |
場所 | 礒崎神社 |
電車・バスで | JR米原駅から徒歩約30分 |
ドライブで | 北陸自動車道米原ICから約8km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 米原観光協会 TEL:0749-58-2227/FAX:0749-58-1197 |
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