伊東市の小室山公園で『つつじまつり』

伊東市の小室山（こむろやま）は、伊豆半島ジオパークのジオサイトのひとつ。
小さな富士山のようなスタイルの小室山の山頂には、伊豆東部火山群4万年の歴史がわかる地層標本も設置されています。
4月下旬～5月上旬には山麓が赤く染まります。

小室山観光リフトで山頂まで登れます！

毎年4月29日〜5月5日、伊東市の小室山公園で『つつじまつり』。

3万5000平方メートルの広大な園内に、40種類約10万本のつつじが赤いじゅうたんを敷いたように咲き乱れます。
5月3日～5日には琴と野点の会や青空子供広場を開設。
小室山観光リフトも運行。小室山山頂にはウッドデッキ、遊歩道も整備されています。

ニッポン旅マガジンMEMO／伊豆東部火山群と小室山ジオサイト

伊東市・伊豆高原にある大室山（おおむろやま）、小室山の両火山は美しい円錐形（えんすいけい）。ミニ富士山といった感じです。山頂には富士山同様にすり鉢状の火口があります。小室山は、大室山と同じ伊豆東部火山群に属する火山で、およそ1万5000年前の噴火によって溶岩のしぶき（スコリア）が火口の周りにふり積もって誕生したもの。スコリア（軽石をまっ黒にしたような穴だらけの噴石）が積み重なって山になっているのでスコリア丘と呼ばれています。多量の溶岩（5億3000万トン）を流出した火山でもあり、川奈ホテルゴルフコース一帯は、この小室山の溶岩流です。