津久井湖

神奈川県北部、相模原市街のすぐ東、相模川をせき止めた城山ダム（昭和40年完成）のダム湖が津久井湖。城山ダム周辺は県立津久井湖城山公園に指定され、ダムの両側の「水の苑地」、「花の苑地」、城山南麓の「根小屋地区」が整備されています。湖の横の城山は戦国時代の山城・津久井城の城跡（山頂までは湖畔から徒歩40分）。

湖を渡る三井大橋がシンボルに

津久井湖をひとまたぎにする神奈川県道513号（鳥屋川尻線）の三井大橋（昭和39年完成）は津久井湖のシンボル的存在になっているほか、城山ダムの天端を国道413号が走り、城山大橋と呼ばれています。

津久井湖ではブラックバス、ワカサギ釣りが楽しめるほか、遊覧船やロウボートで湖上遊覧も可能。

県立津久井湖城山公園は桜の名所としても知られ、開花期（『津久井湖さくらまつり』開催）には大いに賑わいます。

津久井湖の北側には本沢ダムがあり、ダム湖の本沢調整池は別名・城山湖（しろやまこ）で津久井湖と混同されることも多いので注意が必要。

神奈川県の北西部にある5つの人造湖（津久井湖、相模湖、奥相模湖、宮ヶ瀬湖、丹沢湖）は、「神奈川 やまなみ五湖」としてPRされています。

城山ダム

神奈川県が横浜市などの水資源確保などを目的に相模川上流、現在の相模原市緑区に築いた重力式コンクリートダムが城山ダム。昭和40年に完成した多目的ダムで、洪水調整、横浜市、川崎市、相模原市などへの上水道の供給、工業用水の供給、昼間電力の確保など

小倉橋

神奈川県相模原市緑区を流れる相模川に架る4径間連続の美しいアーチ橋が小倉橋（おぐらはし）。相模川に架かる橋梁としては現存する最古の橋で、昭和13年開通。開通以前には小倉の渡しという渡船がありました。土木学会選奨土木遺産、かながわの景勝50選

城山湖（本沢調整池）

神奈川県相模原市緑区、津久井湖の北にある本沢ダム（ほんざわだむ）のダム湖が、城山湖（本沢調整池）。昭和40年、揚水式の城山発電所（神奈川県企業庁運営）の上池として津久井郡城山町に建設されたのが湖名の由来。下池となる城山ダムのダム湖は津久井湖