成就院

鎌倉七口の一つ、極楽寺坂切通の途中に建つ空海ゆかりの古刹が成就院（じょうじゅいん）。寺伝によれば空海（弘法大師）が諸国巡礼の際、100日間にわたって虚空蔵求聞持法（虚空蔵菩薩の真言を100万回唱える修行）を行なった霊跡とされています。歴史的には鎌倉幕府3代執権・北条泰時が創建。

由比ヶ浜を一望する眺めも自慢

元弘3年5月18日〜5月22日、新田義貞の鎌倉攻めでは、この極楽寺坂から大館宗氏、江田行義が侵攻し、幕府方の大仏貞直と激戦を繰り返しました。
その際に成就院も戦火を受けて焼失し西ヶ谷に移っていますが、元禄元年（1688年）、祐尊が元の極楽寺坂に再興しています。

108段の階段を上った境内は、アジサイや萩など花の名所。
由比ヶ浜を一望する眺めも自慢です。

寺の東には鎌倉十井の一つ「星ノ井」（星月夜ノ井）があり、虚空蔵堂（星井寺）も成就院の管理する境外仏堂です。
虚空蔵堂（星井寺）は、13日が縁日で、護摩炊き法要が行なわれています。

成就院
名称	成就院／じょうじゅいん
所在地	神奈川県鎌倉市極楽寺1-1-5
関連HP	成就院公式ホームページ

電車･バスで	江ノ電極楽寺駅から徒歩3分
ドライブで	横浜横須賀道路朝比奈ICから約8.5km
駐車場	なし／周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ	成就院 TEL:0467-22-3401／FAX:0467-24-9579
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