神奈川県小田原市根府川にあるJR東日本・東海道本線にある駅が根府川駅(ねぶかわえき)。大正11年12月21日、国有鉄道熱海線国府津駅〜真鶴駅開通に伴って開業した歴史ある駅です。ホームから相模灘を眺望する東海道本線屈指の絶景駅で、初日の出を拝むスポットにもなっています。関東の駅百選選定。
東海道本線屈指の絶景駅ながら、無人駅
明治29年〜大正11年に営業した、人力で客車を押した豆相人車鉄道(小田原・早川口〜熱海/25.3km、明治40年に熱海鉄道に改称し蒸気機関車を導入、明治41年大日本軌道に合併)は、根府川駅よりもさらに高台を走っていました。
根府川駅の開業で豆相人車鉄道を前身とする大日本軌道(軽便鉄道)の根府川駅も廃止となっています。
開業直後の大正12年の関東大震災の地すべりで、駅舎、ホーム、給水塔2基と真鶴行き普通第109列車(960形蒸気機関車牽引、ボギー客車8両)が海中へと崩落する大惨事「根府川駅列車転落事故」(駅員と乗客、駅にいた待合客112人が死亡/『鉄道省国有鉄道震災誌』による)も生まれています。
海中のホーム跡は漁礁のような役割を果たし、スキューバダイビングの潜水ポイントにもなっています。
改札横の関東大震災殉難碑は、昭和48年に駅員一同が建立したもの。
根府川駅 | |
名称 | 根府川駅/ねぶかわえき |
所在地 | 神奈川県小田原市根府川 |
関連HP | JR東日本公式ホームページ |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag