夕照橋

神奈川県横浜市金沢区野島町・六ノ浦町、平潟湾に架かり、野島公園のある野島と、室ノ木地区（野島公園室ノ木地区）を結ぶ橋が夕照橋（ゆうしょうばし）。かつては渡し船で結ばれた地で、昭和19年に初代の橋・徴用橋（ちょうようばし）が架橋され、渡船が廃止されています。

ここからの眺めが『野島夕照』に描かれた野島に似ている!?

現在の橋は昭和60年に架橋された4代目で、木橋をイメージした7径間のプレストレスコンクリート橋。
照明のデザインは、昔の燈明台を模したもので、橋の袂に設けられたポケットパーク「橋詰公園」とともに、かながわの橋100選にも選定、横浜まちなみ景観賞（第1回）、手づくり郷土賞（第1回）を受賞しています。

京浜急行・金沢シーサイドライン金沢八景駅から夕照橋に至る、平潟湾沿い1kmの道は、シュロやソテツ、キョウチクトウが植栽された南国風の遊歩道「平潟湾プロムナード」です（途中までは金沢シーサイドラインの高架下）。

夕照橋の名は、橋の南側が江戸時代後期に歌川広重が描いた金沢八景『野島夕照』（のじまのせきしょう）を描いた場所だろうということからで、夕照橋南側からのアングルはたしかに『野島夕照』に描かれた野島の右側に似ています。
侍従川の河口には平潟橋が架かりますが、こちらは金沢八景で野島の左側を描いた『平潟落雁』（ひらがたのらくがん）のアングルということに。

野島公園

神奈川県横浜市金沢区野島町、平潟湾入口に浮かぶ島の公園（公園面積17.5ha）が野島公園。かつて独立した孤島だったのが、乙舳海岸の砂州が伸び出して、州崎村と陸続きになったもので、金沢八景の「野島夕照」（のじまのせきしょう） にも描