神奈川県高座郡寒川町、国鉄相模線西寒川支線(相模線・寒川駅〜西寒川駅)の廃線跡を利用した緑道が、一之宮緑道。寒川神社(相模国一之宮)参道近くで相模線(本線)と分岐した支線で、昭和59年3月31日に廃止になっています。終点の西寒川駅跡は、八角広場として整備されています。
関東で唯一のJR分割民営化後の廃止線が、緑道に
国鉄相模線西寒川支線は分割民営化後のJRで、関東地区で唯一となる廃止路線。
つまりは目下、関東最後の廃線跡ということになります。
一之宮緑道は、昭和61年4月1日に開園した緑道で、北側から順に、ゲート広場、カツラの小径、サクラの小径、四季の小径、八角広場(西寒川駅跡)と続いています。
このうち、カツラの小径、サクラの小径、八角広場には線路の一部が往時のままに残され、西寒川支線の歴史を今に伝えています。
西寒川支線は、大正12年2月5日、相模鉄道として寒川駅〜東河原駅(後の西寒川駅)〜四之宮駅が開業(相模鉄道は、大正10年10月28日、茅ケ崎駅〜寒川駅が開業、大正15年7月15日に厚木駅まで延伸し、神中鉄道に接続、昭和6年4月29日に橋本駅まで全通)。
多摩川の砂利採取を目的に京王線が敷設されたように、相模鉄道も相模川で採取する砂利を運搬するのが目的でした。
相模川で採取される砂利の品質が良く、神奈川県内でのコンクリートなどに欠かせない資材だったため、一時は相模鉄道の旅客輸送収入を上回る収益があり、「砂利鉄」と呼ばれることも。
戦時買収私鉄として国有化されたため、砂利運搬という用途を終え、昭和19年には西寒川駅が終着駅になっています。
西寒川駅近くには、化学兵器などの量産を目的に、昭和18年5月、昭和産業一之宮工場を買収して相模海軍工廠が築かれ、軍事色が強まる中で終戦を迎えています。
一之宮緑道 | |
名称 | 一之宮緑道/いちのみやりょくどう |
所在地 | 神奈川県高座郡寒川町一之宮4-2179-2地先 |
関連HP | 寒川町公式ホームページ |
電車・バスで | JR寒川駅から徒歩15分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 寒川町都市計画課都市みどり担当 TEL:0467-74-1111/FAX:0467-75-9906 |
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