高知県香美市土佐山田町にある土讃線(どさんせん)の駅、繁藤駅(しげとうえき)。標高347mで、JR四国の駅では最高所に位置しています。駅の横を流れる穴内川は吉野川水系の川。繁藤駅を出ると甫喜ヶ峰森林公園(611.1m)の下を穂岐山トンネルで抜け、新改駅(スイッチバック駅)へと向かいますが、この穂岐山トンネルが分水嶺ということに。
JR四国管内の最高所の駅
昭和5年6月21日、 土佐山田駅〜角茂谷駅(かくもだにえき)間の開業に伴い、天坪駅(あまつぼえき=天坪村の玄関駅として開業)として開業(昭和38年に繁藤駅に改称)。
土讃線の脇には国道32号、高知自動車道も通っているので、この地が四国山地越えの要衝であることがわかります。
昭和47年7月5日には、豪雨(土佐山田町は一夜で742mmという局地的豪雨)で発生した地すべりが駅構内3番線に停車中だった高知発高松行き224列車を直撃し、消防団員や救助を見守っていた地元住民と列車の乗客ら60人が犠牲となっています(繁藤災害)。
繁藤駅(無人駅)で下車すると、次の列車まで数時間ということもあるのでご注意を(特急退避などで停車時間が長い場合があり、駅の雰囲気はよくわかります)。
繁藤駅 | |
名称 | 繁藤駅/しげとうえき |
所在地 | 高知県香美市土佐山田町繁藤 |
ドライブで | 高知自動車道南国ICから約12km |
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