梅の木轟公園吊橋

梅の木轟公園吊橋

平家の落人伝説が残る熊本県八代市の五家荘(ごかのしょう)。梅の木轟の滝(うめのきとどろのたき/落差38m)近く、谷内川に架かる吊橋(人道橋)が、梅の木轟公園吊橋。全長116mは、五家荘で最大。補助ロープや支柱を使用しないPC吊床版橋なので、スリルも満点です。

梅の木轟の滝を見学するための吊橋

梅の木轟公園吊橋

梅の木轟公園吊橋で、谷内川を渡り、300m、5分ほど遊歩道を歩けば梅の木轟の滝。
以前は到達が困難で、幻の滝ともいわれていましたが、平成元年10月に梅の木轟公園吊橋が完成して、簡単にアプローチができるようになりました。

滝の下流側には、登龍の滝、梅が枝の滝も連続。
轟(とどろ)は、滝の意ですが、梅の木は左座家(そうざけ)など五家荘に残る菅原道真子孫定住伝説に由来する名前です。

梅の木轟公園一帯は、五家荘を代表する紅葉スポットで、見頃は例年10月下旬〜11月下旬。

五家荘の吊橋は主なものだけでも12橋あり、梅の木轟公園吊橋(116m)、樅木の吊橋(75m)、五木川ダム吊橋(68.65m)がTOP3。
川面からの高さも樅木の吊橋(29.6m)を抑えて、梅の木轟公園吊橋の55mがダントツです。

ちなみに、吊床版橋(つりしょうばんきょう=橋台から床版を直接吊り下げる橋)としては、完成当時は日本一でしたが、現在は平成8年に架橋された夢吊橋(広島県世羅郡世羅町)が全長172.6mで、ギネスワールドレコーズ(ギネス世界記録)認定。

梅の木轟公園吊橋
名称 梅の木轟公園吊橋/うめのきとどろこうえんつりばし
所在地 熊本県八代市泉町葉木・泉町仁田尾
関連HP 八代市公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道松橋ICから約37km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 八代市泉支所地域振興課 TEL:0965-67-2730
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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