サイトアイコン ニッポン旅マガジン

大雲院祇園閣

大雲院祇園閣

京都府京都市東山区、織田信長、織田信忠父子の供養のために創建された寺が大雲院。大雲院祇園閣は、昭和3年、ホテルオークラの創始者、大倉喜八郎の建てた別邸「真葛荘」の一部で、緑色の屋根が目をひく塔は、大倉喜八郎が『祇園祭』の山鉾を模して建てた3階建ての建物で、国の登録有形文化財に指定。

大倉喜八郎の建てた別邸「真葛荘」の一部

大雲院祇園閣の高さは36m、3階建てで、金閣、銀閣に対して、地元では「銅閣」として親しまれています。
設計は伊東忠太で、内部は、中国・敦煌の壁画の模写で、天井の十二支の装飾や階段部の鬼(魑魅魍魎)の照明など、独特のデザインが施されています。
3階からは市街を一望にし、大倉喜八郎が望楼(展望塔)としての役割を担って建てたこともよくわかります。


元々、この地には大倉喜八郎のた別邸「真葛荘」がありましたが、昭和47年に髙島屋京都店増床に伴って、大雲院が別邸「真葛荘」跡を購入し、河原町通四条から移転。
そのため、大雲院境内に祇園閣が残されることになったもの。

内部の見学は特別公開時にのみ可能。
書院も大倉喜八郎のた別邸「真葛荘」の一部で、やはり国の登録有形文化財に指定。

境内墓地には石川五右衛門の墓がありますが、処刑前に京を引き回された五右衛門が大雲院門前に至った際、貞安が引導を渡した縁によるもの。
鐘楼は、神仏習合時代の北野天満宮、梵鐘は感神院祇園社(現・八坂神社)にあったもので、明治の神仏分離で、大雲院う移っています。

ちなみに、大雲院という院号は、織田信忠の法名「大雲院三品羽林仙巖大禅定門」に由来します。

大雲院祇園閣
名称 大雲院祇園閣/だいうんいんぎおんかく
所在地 京都府京都市東山区祇園町南側
電車・バスで JR京都駅から市バスで18分、祇園下車、徒歩4分。または京阪本線四条駅から徒歩10分
ドライブで 名神高速道路京都東ICから約8km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 京都市観光協会 TEL:075-213-1717
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

ねねの道

京都府京都市東山区、高台寺の西側を南北に通る高台寺北門前通は、通称が、ねねの道。一念坂、維新の道の分岐から北に祇園閣の前で屈曲しながら円山公園まで続く道で、京都らしい風情あふれる道です。ねねとは、豊臣秀吉の正室、北政所(高台院)のこと。道の

台所坂

京都府京都市東山区、高台寺の西側を南北に通る高台寺北門前通は、通称が、ねねの道。そのねねの道から高台寺の庫裏(くり)へと上る坂道が台所坂です。小さな石段の坂道ですが、新緑、紅葉シーズンには京都らしい風情があり、写真撮影にも人気の場所になって

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了