三重県で熊(ツキノワグマ)というと昨年、アラートが発令された熊野農林事務所管内(熊野市、御浜町、紀宝町)を思い浮かべますが、実はハイキングに人気の鈴鹿山脈や、里山にも出没する傾向が伺えます。2026年度は、春先から目撃例も多いので、ハイキングなどに出かける際には注意が必要です。
2026年1月〜4月は、例年の2倍の目撃数が

三重県内の目撃例は、2024年度の162件がピークで、2025年度は98件とやや減少しましたが、それまでの目撃例が毎年20件前後だったことに比べると、2023年度の40件から急上昇していることがわかります。
全国的に危惧される熊のハイブリッド化が進んでいるのかもしれません。
2026年は1月〜4月というまだ活動が鈍い時期でも15件と、かつての年間目撃例に匹敵するほどの数となっています。
熊の目撃は若いクマが母グマから離れる分散期の5月(若い熊の出没が増加)、オスがメスを求めて行動圏を拡大する繁殖期の6月〜7月(普段は熊が出没しない地域で出没する危険性が増大)、冬眠前で熊の食欲が増す飽食期の10月〜12月(熊が多くの餌を求めて活発に行動)という3つの時期に目撃例が増大しますが、2026年はそれ以前にすでに15件という目撃例なので、今後の増大化が危惧されるのです。
これまでの目撃情報の多くが山林や登山道であることから(おもに東紀州地域です)、5月以降、ハイキングなどで登山道を歩く際には熊に注意をと呼びかけています。
1月〜4月に15件という数字は例年の2倍ほどだといい、内訳は熊野市、尾鷲市、紀北町でそれぞれ4件と東紀州地域で全体の8割を占めています。
ただし、大台町、亀山市、いなべ市でそれぞれ1件確認されていて、大台ヶ原、鈴鹿山脈などハイキングや登山に人気のエリアでも熊との遭遇が危惧されるのです。
三重県農林水産部によれば、「過去、三重県内では6月に最も多くの目撃情報が寄せられている」とのことで、「登山やハイキングの際は、単独行動を避け、熊除けの鈴、笛、ラジオなどの音が出るものを携行してほしい」と呼びかけています。
とくに危険なのは早朝や夕方(早朝や夕方はツキノワグマが最も活動する時間帯)、雨や風の強い日(雨や風により人の気配が分かりづらい条件となり、遭遇率がアップ)なので、見通しの悪い場所などではとくに注意が必要です。


| 三重県ですでに熊の出没情報が! 2026年度は目撃例も増大! | |
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