白山神社(宇治市)

白山神社(宇治市)

京都府宇治市にある古社が白山神社。「宇治の関白」と呼ばれた藤原頼通の娘、藤原寛子(ふじわらのかんし)建立の白川金色院(しらかわこんじきいん=明治初年に廃仏毀釈で廃絶)の鎮守として建てられたとも、またそれ以前の8世紀後半の創建とも伝わります。

拝殿は鎌倉時代築、住宅風の古建築

白川金色院の鎮守社として、平安時代末期の久安2年(1146年)に加賀の白山から白山大権現(白山神)を勧請したのが始まり(明治の神仏分離以前は神仏習合で白山大権現)。
雷除け、歯痛、疱瘡治癒の信仰で名高い社です。

神社境内に残る住宅風の拝殿は、建治3年(1277年)築で、国の重要文化財。
宇治離宮の遺構とも伝えられています。
明治初年の廃仏毀釈の荒波で廃寺となった白川金色院の遺構は、鎮守社の白山神社と総門、神社北側に立つ、藤原寛子の供養塔といわれる九重石塔が残るのみですが、周辺にはサザンカ、椿、カエデなどが咲き、山里の風情がたっぷり。

白山神社(宇治市)
名称 白山神社(宇治市)/はくさんじんじゃ(うじし)
所在地 京都府宇治市白川娑婆山
電車・バスで 京阪電鉄宇治駅からタクシーで10分
ドライブで 京滋バイパス宇治東ICから約3.5kmで宇治市文化センター駐車場
駐車場 宇治市文化センター駐車場(50台/無料)を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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