京都市中京区、京都の中心、三条寺町~四条寺町の間に続く老舗商店街が寺町京極商店街(てらまちきょうごくしょうてんがい)。豊臣秀吉の京の都市改造によって誕生した寺町通り界隈の賑わいを今に受け継ぐ商店街で、180余の店舗が並んでいます。
秀吉がつくった寺町通りにある歴史ある繁華街
平安京の昔、寺町通りの三条以北は都のもっとも東に位置する東京極大路(ひがしきょうごくおおじ)にあたります。
応仁の乱で荒廃していたこの地に豊臣秀吉は寺院を集めて寺町を築き、寺町通りを創設。
宗派を超えておよそ80ヶ寺が一帯に集めたのは、寺の管理支配と京の防御態勢の強化のためだと推測できます。
南北に連なる寺院群の門前の通りには江戸時代に書物や数珠、文庫、筆、薬などを商う商人が軒を並べ商店街のようなものが生まれます。
東海道五十三次の最終地点が「寺町三条」と呼ばれたのもこの町の繁栄があったからこそ。
北は三条通の交差点から、南は四条通まで、500mほどにわたって、商店街が続いています。
薬種商だった京都鳩居堂京都本店(現在は線香、書画用品など)や安田念珠店(数珠)、寺町京極商店街にある小野数珠店など現在、寺町界隈に残る多くは、当時開業したという老舗です。
文明開化とともに西洋菓子屋、写真館、すき焼きの店が誕生。
長崎で牛鍋を学んだ初代が明治6年に開いたという三嶋亭は、今もそのすき焼きの味を伝えています。寺町京極商店街は、平成となってアーケード街に変身しており、土産購入や買い物にも最適。
寺町京極商店街 | |
名称 | 寺町京極商店街/てらまちきょうごくしょうてんがい |
場所 | 京都市中京区寺町通三条下ル永楽町 |
電車・バスで | 地下鉄烏丸線四条駅から徒歩10分 |
ドライブで | 名神高速道路京都東ICから約7.5km |
駐車場 | 市営御池地下駐車場(1000台/有料)など周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 寺町京極商店街振興組合 TEL:075-241-0084/FAX:075-241-0038 |
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